漬けるだけ!季節の野菜で糀漬け【大学11期】

本日はかぶら寿しで有名な 株式会社 四十萬谷本舗 にやってきました。

明治初期に建てられた金沢の伝統的な町屋の姿をとどめる弥生本店にて、雨露に濡れる美しい庭を背景に受ける講義というのも素敵です。

四十万谷社長のご挨拶の後、四十万谷専務による講義が始まります。
日本はお漬物王国と呼ぶべく、大きく分けると10~12種類、細かく分けると600種類ものお漬物があるのだそう!

本日はとっても簡単に漬けることのできる「糀漬け」体験をします。
四十萬谷本舗の糀床には石黒種麹店の糀が使用されています。

さて、糀漬けにはどんな野菜を漬けるのがいいのでしょうか?
正解は・・・・・生のまま食べられるものなら何でもOK!
ニンジン、ナス、キュウリ、大根がスタンダードです。
エリンギのようなキノコ類やタケノコなどは漬ける前に加熱が必要ですが、美味しく漬かるのだそう。
逆にイモ類は糀の酵素でデンプンを溶かしてしまうので不向きだということも学びました。

季節の野菜を漬けましょう。
パプリカ、ズッキーニ、大根、湯通ししたフキが準備されています。



切り方に正解はありませんが、大きさによって漬かり方が変わってきます。
食べやすい大きさに切ると良いのですが、野菜から水分が出るのでやや厚めに切るのがポイントです。
この糀床、お手入れがとっても簡単♪
ぬか床のように毎日手を入れる必要はないので、手軽にチャレンジできますよ。



糀漬け体験の後は、発酵文化研究員でもある山岸さんによる「甘酒の歴史」の講義を受講します。
膨大な量の文献を元に、甘酒に特化してその歴史を紐解いていくスペシャルな講義です。

最近は甘酒の健康効果や美容効果が注目され、甘酒の売上はこの10年で4倍になっているのだそう。
反対に味噌やしょうゆの売上は減少傾向にあり、和食離れがその原因だと考えられています。
今一度、食生活を見直す必要があるのではないでしょうか。
そして、甘酒を一過性のブームにしないよう受け継いでいきたいと考えさせられる講義となりました。

☆☆☆参加者VOICE☆☆☆

・普段かぶら寿しを作ったりすることもあり、とても関心が高い講義でした。
・糀漬け、甘酒について知れて良かったです。歴史学もお聞きでき楽しかったです。
・甘酒の歴史学、面白かった。誰かに「甘酒」を伝えるときにプラス知識ができるので、より相手の興味を引き出せるのでは、と思った。

発酵食大学オンラインショップ
通信部