「能登の発酵食を巡るツアー 」その1<七尾編>

発酵食大学、大学院、通信部のみなさんの「石川の発酵食ゆかりの地をめぐりたい!」「発酵食を学ぶ仲間と旅したい!」の声にお応えして実現した「能登の発酵食を巡るツアー」。
NHK朝ドラ「まれ」で今話題の能登をテーマに、醤油・珍味クチコ・いしるなど発酵食の現場、輪島朝市・千枚田など能登随一の人気スポットをギュッと詰め込みました。
そしてお泊りはプロが選ぶおもてなしナンバーワンの宿「加賀屋」! 
能登の素朴な風土とゴージャスなもてなしを一挙に味わう旅、その様子をレポートしますね(^^♪

まぶしい夏の光がきらめく7月11日の金沢駅西口。
全国から来られるお客様をお迎えします。みなさん全員無事集合して、いざ能登の旅路へ(^^)v

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車内では今日から2日間の予定をご説明。ゆったりとした座席も快適です。

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金沢から約1時間半で七尾市一本杉通りに到着。
約500年の歴史ある街道筋に面影ある街並みが広がります。

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はじめに訪れたのは大正15年創業の「鳥居醤油店」さん。
石川県産の大豆と小麦を原料に、昔ながらの麹蓋(こうじぶた)で作った自家製の麹を使い、木桶で熟成して醤油づくりを行っています。

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三代目の鳥居正子さんが丁寧に作り方を教えてくださいました。

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絞った醤油を味見。
「美味しいね」「やっぱり違うね」
作り手の顔が見える醤油に感動の声がもれます。

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伝統の醤油づくりを見学した後は、一本杉通りを散策。
重厚な店構えは、昆布・海産物處「しら井」さんです。

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最高級の利尻・羅臼昆布を使ったダシ昆布やおぼろ昆布のほか、海藻、佃煮、干物などがずらりと並びます。美味しそー♪

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一本杉通りには伝統を守る素敵なお店が点在しています。
高澤ろうそく店」さんもそのひとつ。

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伝統の和ろうそくは、すすが出にくく、炎が消えにくいそう。

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鮮やかな柄のそうろくは、花の少ない冬期の仏壇用に作られたのだそうです。

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一本杉通りを散策したら、少し足をのばして、海沿いの「能登食彩市場」へ。
みやげショップや海産物の飲食店が一堂に集まった旅の拠点。

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オープンデッキからは七尾湾の雄大な眺めや観光船も眺められましたよ~

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お次は発酵食ポイントの2つ目「なまこや」さんへ。
戦後まもなく、なまこを使った商品製造を始め、日本三大珍味「干クチコ」で有名なお店です!

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なまこの腸から作るこのわた、卵巣から作る干くちこはともに高級珍味。

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製造は冬期間なので、DVDで工程を鑑賞。

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なまこやさんはなまこを使ったさまざまな商品を提案されています。
乾燥なまこを使ったプリンを試食させていただきました!

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コラーゲンたっぷりなので、翌日のお肌が楽しみですね♪

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日本三大珍味の「干くちこ」がありました!
なまこの卵巣を塩漬けにして干したもので、1枚になまこを数10kgも使う貴重なものです。

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そして、いよいよ初日のクライマックス、「加賀屋」へ。
名物の整列お迎えに、ワクワクドキドキ。期待が高まります!

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ロビーはもちろん、オーシャンビュー。

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そしてお部屋もオーシャンビュー!
何度も接待係の方が来て下さり、お迎えのお茶とお菓子にホッと心和みます。
日本を代表する一流旅館だけあって、館内の随所に美術品が展示されている加賀屋さん。
人間国宝級の美術品をめぐる「館内見学ツアー」に参加しました♪
ご案内の方が実際に作家さんに作品づくりの苦労やエピソードをお聞きしているだけあって、ポイントをおさえた解説に思わず聞き入ってしまいます。

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美術館でしか見られない素晴らしい名品の数々を堪能して、みなさんすっかりご満足の様子でした。

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お楽しみの夕食は大広間で。

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“祝”って文字がなんだかうれしいですね♪

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総料理長が発酵食大学のために創作してくださった特別メニューです。

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お品書き↓

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さきほどの干くちこのミニサイズも登場。

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お造り

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和牛陶板焼き

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みなさんのお酒も進みます。北陸の大吟醸をオーダーする参加者も!

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ふかひれ茶碗蒸し

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石川の珍味、ふぐの真子の茶漬け

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デザート

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などなど、石川の発酵食品を目でも舌でもたっぷりと堪能させていただきました。
素朴な発酵食品も、加賀屋テイストになると洗練された趣に変身。
みなさんにもまた新たな発見があったのではないでしょうか?
明日のツアーも見どころ、食べどころがいっぱい!
どうぞお楽しみに(^^)v

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