ヤマト蔵見学 お楽しみ♪手前味噌造りの日【3期】

発酵食大学3期(平日コース)のレポートです。
開校式があった「ヤマト醤油味噌」を再び訪れた目的は、蔵見学と味噌作り。
創業100年の老舗蔵で、受け継がれる伝統の技を学びます。
まずはDVDや山本社長のレクチャーで味噌作りの基礎を知っておきましょう。

150220_01

見学する蔵の前には3トン仕込みの巨大な木桶が並びます。
見学前からワクワクしてきますね♪

150220_02

シェリー酒のような酵母の香りがたち込める蔵内。
重石をして熟成中の木桶を上からも眺められます。
次々とはしごを上って見学する学生たち。
山本社長もその熱心さに「チャレンジャーですね!」と驚きの表情です。

150220_03

歴史を感じさせる木桶の前で記念撮影。
なかなか入ることのできない場所だけにみなさん、うれしそう!

150220_04

会場を移して、今度はいよいよ味噌作りです。
まずは蒸した大豆を味見。
「美味しい!」「甘い!」
あまりの美味しさにおかわりして食べる人も。

150220_05

この大豆を実際に挽いてみます。ひき肉を作る時と同じやり方です。
色はモンブランのようにも見えますね。
「こ、これは力仕事ですね!」「ひとりじゃできないよね」
昔は家族や村人たちで力を合わせてやった味噌作りに、しばし思いをはせます。

150220_06

さぁ、これからは本格的なマイ味噌作り。
桶の中で大豆と糀を均一に混ぜる作業です。
力いっぱい!スクワットスタイルでやらないとできません。

本日はちょうどNHKの取材日。
みなさんの力の入った様子をカメラがしっかりととらえています(^O^)

150220_07

よーく混ぜた後、団子状にして空気を抜き、なだらかにしたら、表面に塩をまいてカビ止め。
持ち帰った後は、味噌の重さの10%の重石をのせて直射日光の入らないところで保存します。
6か月後ぐらいには美味しい味噌が出来上がっているはずです♪

150220_08

汗をかいて味噌作りをしたら、食事時間が待ち遠しい!
みなさんが今日楽しみにしていた「発酵食美人食堂」のランチです。
発酵食品を駆使した”美人になれる”献立がいっぱいです♪

<メニュー>

  • ラタトィユ
  • 大根寿し
  • 三種豆のクリーム煮
  • 蓮根と金時草の天ぷら
  • ニンジンサラダ
  • 五郎島金時ごぼう味噌がけ
  • 青菜と切干大根のおひたし
  • 牛ヒレステーキ和風ソース
  • メークイーンときのこの醤油糀炒め
  • 寝かせ玄米
  • 味噌汁
  • 甘酒抹茶割り
  • そば粉・黒糖・味噌を使った蒸しパン+自家製マシュマロ

150220_09

150220_10

<本日の参加者VOICE>

  • 五感を通して味噌とダイナミックにふれあうことができました。「美味しい」だけでなく、「ふれあう」「感じる」って、とても大事だと思います。
  • 大変丁寧に愛情を込めて味噌が作られているのですね。山本社長のお話に感動しました。
  • はじめて味噌作りにチャレンジしました。作るにはこんなに体力がいるんですね! 6か月後にどんな味噌ができるか楽しみです。
  • 毎年手作り味噌を楽しみしていますが、今日は専門家の説明を聞くことができ、大変勉強になりました。来年からの味噌作りに生かしていきたいと思います。
  • なかなか見ることのできない蔵の中に入れたこと、実際に自分で味噌作りもできて、大満足です。今年のお盆の楽しみができました。

見て、作って、味わって。
「今日は大満足です」と味噌桶を手に楽しげに帰るみなさんに、スタッフも充実した気持ちになりました。
これから6か月間、大切に味噌を見守ってくださいね♪

発酵食大学オンラインショップ
通信部