発酵食の未来への役割とは…【2期】

いよいよ教室での最後の講義の日となりました。
今回は、「本当に健康な食とは何か?」を知り、発酵食をこれからの食生活にどう活かしていくかを考えていきます。

140823_01

<まずは小紺先生の講義から・・・>
かつて「お腹を満たす」ために必要とされた食は、「美食を楽しむ」時代を経て、身体や能力を最大限に活かす「自己実現」のためのベースへと変化。
私たちはただ食べたいものを食べるのではなく、ライフスタイルや自分が住む土地の季節や風土に合った食材や食事方を、賢く選んで食べることが必要になってきました。

140823_02

こうした現代の食生活に「発酵食」は欠かせないものとなっています。
その優れた点は、

  • 「腸内善玉菌」が繁殖しやすい環境を作る。
  • 加熱によって食材の酵素や栄養が失われても、発酵の力で再生できる。
  • 肉や魚は、発酵食とともに食べることで消化吸収がよくなる。

こうした発酵食のパワーは「世界的にも認識されつつある」と、小紺先生。
日本人としても鼻が高いですね♪

 

実習では、これまで学んだ調理を応用したものや、発酵加工品を使った多彩な献立が登場します!
世界へ、未来へとはばたく「発酵食」の豊かさを実感しましょう\(~o~)/
使用する素材は、地元中心の美味しい旬の野菜と、今一番味がのっている「大葉いわし」をご用意しました!

140823_04

最後の実習とあって、調理デモでのみなさんの表情にもピリッと緊張感が漂います!
今回は発酵調味料で加工した食品も何品か登場♪
まずは「豆腐の塩糀漬け」。
木綿豆腐を4日間塩糀に漬け込んだもので、まるでチーズのようなコクが特徴です。

140823_06

続いては、デザート用の「甘酒ココナツアイス」。
甘酒にココナツミルクを混ぜ、冷凍したもの。
食べる直前にフードプロセッサでなめらかにします。

140823_07

そのほか、ソースやスープ、おやつにと、塩糀をバラエティ豊かに使用。
これまでの総まとめの実習開始です!

140823_08

講座を通してすっかり仲良くなった生徒さんたち。
「一緒に料理するのがこれで最後だなんて、寂しい~!」
と、名残りを惜しむ声がどの班からも聞こえてきました。

140823_09

140823_10

そんな抜群のチームワークで、クレープや焼魚など難易度の高い調理もなんのその!
早々と調理完成です。
さすが8カ月間の講座の成果はバッチリ(^^)v

140823_11

140823_12

<料理実習メニュー>

  • 魚のソテー、味噌サルサソース添え
  • 発酵ポテトスープ
  • 豆腐の塩糀漬け
  • 米粉クレープ
  • 甘酒ココナツアイス

140823_13

実習で使った調味料はヤマト醤油味噌さんの「塩糀」「玄米甘酒」「こうじみそ」です。
では、いよいよ「いただきま~す」♪

140823_14

仲よしの班でいただく料理やっぱり美味しいですよね!

140823_15

本日の感想をうかがうと・・・
「発酵ポテトスープは、塩糀がじゃがいものでんぷんを分解して、トロトロになる様子がよくわかって、作っていて面白かったです。小麦アレルギーでも食べられる米粉クレープは、もっちりとした食感が新鮮!家で孫と作って楽しみたいですね」

140823_16

「甘酒ココナツアイスは味がとっても好み。家でもすぐに作ってみようと思ってます。豆腐の塩糀漬けはお酒のおつまみに最高ですね!シャンパンやワインにもとても合うのでは?小紺先生から、絹豆腐で作るともっとクリーミーになるとお聞きしたので、早速試してみたいです!」

140823_17

さらに、
「毎回の講義で小紺先生の実感のこもったお話にとても刺激を受け、発酵食のよさをしっかりと納得しながら、暮らしの中に自然に取り入れていくことができました」
との声も。
みなさん、学びと楽しみを融合させながら、発酵食ライフをしっかり実践されているようですね。

次回は卒業バーベキュー・パーティー!
BBQで糀レシピを味わいながら、卒業生考案の「糀レシピ」や、講義で習った料理を持ち寄り、レシピコンテストを開催します。
さて、栄冠はどのレシピに?! 
その模様はレポートで詳しく紹介しますね♪

発酵食大学オンラインショップ
通信部