北陸ではめずらしいポカポカ陽気の日。
本日は白山麓の食酢メーカー「高野酢造」の社長さんにお越しいただきました。
製造法や工場の様子をDVDで鑑賞した後、酢の種類や効能などを詳しくレクチャー。
「純米酢は味にクセがあり、料理屋などでは一般的に米酢のほうが使われている」
「すし酢にはかなり上白糖が入っているので、寿しを食べた後は甘いものは食べないほうがいい」
「酢の酸味や香りは料理の味を引き立てるので、減塩料理を作るときに便利」
などのウンチク話に、学生さんもメモを取りながら耳を傾けていました。
次は、「野菜をたっぷり食べるための糀料理の活用法」をテーマに、小紺先生からの講義。
「肉の摂取量が多くなり、野菜を食べなくなってきた日本人。肉も大切な栄養源だが、腸内の悪玉菌のエサになる。肉を食べるときはその3倍の量の野菜も一緒に食べることが必要」とのこと。
この後の実習では、動物性たんぱく質を一切使わず、野菜やキノコたっぷりのレシピを学びます♪
使用する発酵調味料はヤマト醤油味噌の「丸大豆醤油」「塩糀」「玄米甘酒」です。
デモでは調理のポイントをご紹介。
レシピだけではわからない料理のコツがバッチリわかります!
<今回の調理実習メニュー>
- ブラウンシチュー
- ベジバーグ
- 緑の糀ソースのラップサラダ
- 甘酒バナナマフィン
お肉をまったく使わないベジバーグのつなぎには、じゃがいものすりおろしを使います。
焼き麩やとうもろこしを入れて風味や色合いもプラスします。
サラダに使う緑の糀ソースは、和製ジェノバソース風。
大葉に塩糀などを加えてすり鉢ですると、驚くほどイタリアンな風味に仕上がります♪
では、自分たちでも作ってみましょう!
今回で調理実習は4回目なので、班ごとのチームワークもバッチリです。
時間どおりにぴったりと出来上がって、テーブルからは美味しい香りが漂ってきます。
一同出そろったところで「いただきまーす!」
<本日の参加者VOICE>
- お肉を使ってないのに、こんなにお腹がいっぱいになるなんて驚きです。
- バターや肉を使わないので油っぽくなく、洗いものもラクそう♪
- 野菜だけで満足感のあるメニューが作れるんですね。ぜひ家でも試したいです。
- 大葉のソースが美味しい! バジルに全くひけをとらない味わいです。
- 大葉のソースはパスタにも合いそう!
- ご飯も麺類もないのに満腹です。ブラウンシチューはこれだけで栄養もボリュームもまかなえるスペシャルな1品ですね。
今回は3期のちょうど半分、6回目の講義でした。
これまでの学びが積み重なり、今では塩糀や甘酒を毎日家庭の食事に取り入れている人がほとんどのよう。
なかにはあまりに発酵食料理ばかりで、ご主人にあきれられている人もいるとか…。
それだけ夢中させてくれる発酵食のパワーってすごい!
スタッフもそんなひたむきなみなさんからたくさんの元気を刺激をいただいていますよ☆
次回は4月7日(火)。 またまた発見がいっぱいの蔵元見学です。 お楽しみに~!
本日は石川の人気フリーペーパー「Favo」の取材もありました。
3月末発売の4月号特集「HAKKO goes on ~発酵は続くよ、どこまでも!~(仮題))」に掲載予定。こちらもどうぞご覧ください!