大学院3期もいよいよ最終日。
引き続き、石川県立大学を会場にしての午前の講義がスタートします。
先生は石川県河北潟干拓地にあるホリ乳業の堀社長。
ホリ乳業では、自営牧場で400頭の乳牛を飼育し、「美味しく栄養豊かな」高品質の生乳を製造しています。
その生乳で作るヨーグルトも各種乳酸菌を駆使して、栄養効果や味わいにこだわった商品を展開しています。
本日はヨーグルトの製造工程にはじまり、ヨーグルトの発酵のメカニズム、健康効果にいたるまで幅広く解説していただきました。
講義の合間には、ホリ乳業さんのさまざまなヨーグルトを試食。
腸内バランスを整える乳酸菌と健康有効成分を組み合わせたヨーグルトなど、各種ヨーグルトを食べ比べることができました\(^o^)/
みなさんも、それぞれにお好みのヨーグルトが見つかったようです♪
ヨーグルトは味の好みも大事ですが、腸内との相性も肝心とか。
しばらく食べてみて、お腹の調子がよくなったら、相性のよいヨーグルト。
食べ続けて腸内フローラにきれいな花をたくさん咲かせましょー。
ホリ乳業さんで使われているスターターのヨーグルト種はスウェーデン産のものです。
北欧由来のヨーグルト、なんだかちょっとオシャレですね♪
ヨーグルトの知識をしっかり頭に入れた後は、その活用を学びます。
ヨーグルトはそのまま食べるだけではなく、料理にも使えるんですよ!
それも和食。
今話題の乳製品を使った「乳和食」をご指南いただきます。
乳和食の魅力は、塩分過多になりがちな和食に乳製品を使うことで、「うま味」をプラスし、塩分を減らしても美味しいメニューに仕上がること。
本日は実際に作って味わって、その実力を体感してみます。
まずはヨーグルトを使ったすし飯作り。
ご飯に加糖ヨーグルトを加えると、ほのかな甘みと酸味のある優しいすし飯になるんです。
味噌漬けチーズ、生ハム、アボカドをご飯にのせて、大判の海苔で包めば「おにぎらず」のできあがり!
お味噌汁にヨーグルトと味噌を半分ずつブレンドすると、おだやかなコクの上品なお味噌汁に。
白味噌仕立て風にしたい時には大いに使えそうです。
さぁ、本日のランチの完成です!
<乳和食ランチ>
- ネギとわかめのヨーグルト味噌汁
- ヨーグルト飯のおにぎらず
- ヨーグルトラッシー
- 野菜のヨーグルト味噌漬け
どのメニューもやさしくおだやかな味わいで満足感たっぷり!
何より「ヨーグルトを加えるだけ」の手軽さが学生さんにとっても新発見だったようです。
そして午後は教室を変えて、総まとめ講義へ。
代表的な発酵食品ごとに発酵のしくみをしっかりと学び直します。
この後の認定試験にもかかわってくる大事な授業なので、お腹一杯といえど、みなさん真剣そのものです。
授業後には「発酵食エキスパート認定試験」にのぞんだみなさん。
この結果はのちほど、調理デモンストレーションの結果と合わせて採点され、合否が連絡されます。
結果がとどくまでの待ち遠しい時間には、石川での発酵食を振り返ってみてくださいね。
ぎっしり詰まった4日間のカリキュラムを集中力が途切れることなく、最後まで熱心に受講されていた学生さんたち。
みなさんの”発酵食”への熱い思いには、スタッフも大いに刺激を受けました。
発酵食を学び、発酵食を味わい作り、語ったこの4日間は、みなさんの心の中でさらに熟成し、発酵のご縁を生んでいくことでしょう。
これを機会に、またぜひ発酵の里、石川にお越しください。
お待ちしておりますよ\(^o^)/