こんにちは。発酵食大学のゆりやんです。
初歩から解説!味噌作りの基礎知識シリーズ、今日は【準備編】(2)味噌の量にあった容器サイズの選び方についてご紹介します。容器のサイズ選び、実はとっても重要です!
「大は小を兼ねる」と思って大きすぎるものを選ぶとカビのリスクが高まり、逆に小さすぎると、発酵の過程で染み出てくる「たまり醤油」が溢れてしまうことがあります。

実は私も過去に、木桶で味噌を仕込んだ際に、仕込む味噌の量と木桶のサイズが合っていなくて、隙間にカビが生えてしまったという失敗があります。
初心者の方が失敗しないための、「容器サイズの黄金ルール」をまとめました。
1. 基本の計算式:仕込み重量の「1.5倍〜2倍」
味噌の容器選びで最も大切な目安は、「出来上がり重量(kg)」に対して、容器の「容量(L:リットル)」がどのくらいかということです。
例えば、2kgの味噌を仕込むなら、3L〜4Lサイズの容器がベストです。
なぜ「余裕」が必要なの?
容器の中に味噌をぎゅうぎゅうに詰めて、口までいっぱいにしてはいけません。以下のものを入れるスペースが必要だからです。

- 落とし蓋(内蓋): 味噌の表面を覆う板や皿。(写真左)
- 重石(おもし): カビを防ぎ、発酵を促すために味噌の上にのせる重り。(写真右)
- たまりスペース: 発酵が進むと、味噌の中から美味しいエキス(たまり)が上がってきます。これを受け止める隙間がないと、外に漏れ出してしまいます。
2. 【目安表】仕込み量とおすすめ容量
具体的に、よくある仕込み量と容器サイズの対応表を作成しました。
| 味噌の出来上がり量 | 容器の容量(目安) | 理由・ポイント |
| 約1Kg | 1.5L〜2L | 少量を試したい方に。仕上がったら冷蔵庫にも入るサイズです。 |
| 約2〜3Kg | 4〜5L | 初心者の方に一番おすすめ! 扱いやすく失敗も少ない量です。 |
| 約5Kg | 8L 〜 10L | ご家族で毎日お味噌汁を飲むならこのくらい。少し重くなります。 |
| 約10kg | 15L 〜 18L | 本格派。木桶や大きなポリ樽が活躍するサイズです。 |
3. 初心者が見落としがちなポイント
「重石」が入る高さがあるか?
最近はジップロックなどで「重石なし」の作り方もありますが、容器で仕込む場合は基本的に重石を使います。容器の口まで味噌を入れてしまうと、重石をのせた時にフタが閉まらなくなります。「容器の6〜7分目まで味噌、残りは重石のスペース」と考えると失敗しません。
置き場所を先に決める
「5kg仕込もう!」と思っても、8L〜10Lの容器は意外と場所を取ります。

- 直射日光が当たらないか?
- 風通しが良いか?
- (マンションなら)シンクの下や床下収納に入るか?
容器を買う前に、そのサイズのものが予定の場所に収まるか確認しましょう。
最初の「1歩」は2kg〜3kgがおすすめ
1kgだと少なすぎて乾燥しやすく、5kg以上だと混ぜたり詰めたりする作業が重労働になります。
初心者が楽しく、かつ美味しく作れるのは2kg〜3kg。この量に合わせた4L〜5Lの容器からスタートするのが、最も挫折しにくい選択です。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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このブログを書いた人 発酵食大学のゆりやん
2013年に石川県の醸造メーカーの協力を得て発酵食大学を立ち上げました。企画会社である株式会社ウーマンスタイルの代表取締役でもあり、「石川県をキャンパスに見立てて発酵を学ぶなら石川へ行こう!」を合言葉に発酵のプラットフォームを目指してスタート。醸造メーカーと生活者をつなぐ取り組みになればと発酵食大学を運営しています。今は金沢校・京都校・東京校でも講師を努めています。
取得資格:女子栄養大学食生活指導士・フードコーディネーター
52歳から始めたYouTube「発酵食大学」で、「簡単で美味しくてヘルシー」な料理を提案中







