恒例の土曜コースが新年早々、ヤマト醤油味噌「ひしほ蔵」で始まりました。
今回は15名の受講生に加えて、未来の発酵食講師を目指す大学院卒業生(=発酵食エキスパート)7名がOJTとして初参加。
「ひとり参加なのでドキドキ! すごく緊張してます」
「何十年ぶりの大学生。久しぶりにワクワクしますね!」
受講生のみなさんは9か月に及ぶ学びへの期待と興奮で、緊張気味の様子です。
開校式は、学長の「ヤマト味噌醤油」山本社長、教授の小紺先生のあいさつに引き続き、第1回目の講義へ。
発酵のしくみや糀の効能、発酵食を食べるメリットや、自宅で手軽に作れる発酵調味料のポイントを学びました。仕込みに適した容器、「発酵中にブクブクと気 泡が湧いて心配する人もいるけど、大丈夫です!」など、的確な先生の説明に、みなさん納得の表情でメモをとっていました。
講義の後はキッチンに移り、小紺先生の調理デモと実習。
大学院生も中に入って、実践的な授業の進め方を学びます。
小紺先生の手順や見せ方、話し方、目線、すべてが勉強になりますね!
今回のレシピは・・・
<調理実習メニュー>
- ねぎねぎチキンシチュー
- 醤油糀のとろ玉もやし
- 塩糀の人参ドレッシングサラダ
- 醤油糀の梅おかかご飯
デモの後は調理実習。作業し始めると、これまでの緊張が一気にとけて、和気あいあいの雰囲気に。
「料理は人と人をつなげる力がある」と実感する時間です。
試食の時間にはこんな笑顔があふれます。みなさん初対面とは思えません!
自己紹介タイムでは、受講生の発酵食への熱い思いもうかがえました。
みなさんには発酵食大学に入学されたきっかけをお聞きしました。
<参加者VOICE>
- 小紺さんのイベントに参加して発酵食の美味しさに感激。世の中に広めたくなった。
- 食品添加物の本を読み、健康な食に興味を持った。
- 体調を壊しがちになり、食の大事さに気づいた。発酵食を取り入れ、健康になりたい。
- 小紺さんのイベント参加をきっかけに糀を使い始めたら肌荒れが治り、ますます興味を持った。
- パン、味噌づくりで発酵食にハマり、もっと極めたくなった。
- テレビで「甘酒肉じゃが」を作ってるのを見て、こんなふうに料理を簡単においしく作りたいと思った。
- 子どもたちの心と身体の発達の遅れに食生活が影響してるのではと気づいた。発酵食を学び、地域の子どもたちの食生活を変えていきたい。
- 発酵食には以前から興味あり、石川の美味しい食文化も知りたいと県外から参加。
- マクロビやローフードを海外で実践していたが、地元北陸に戻ったら寒くて続けられなかった。ならば、地域に根差した発酵食を取り入れていきたいと思った。
さまざまな状況で、さまざまな思いがあるんですね。
これから9か月間の学びの中で、影響し合い、高め合って、よい学び、仲間が生まれていきます。受講生のみなさん、どうぞご期待くださいね!
教室の最後は、「ヤマト醤油味噌」の敷地内に3月オープン予定の「糀蔵」で記念撮影。
糀をテーマにしたユニークな展示が見どころとなるそう。
ひと足先に見学できた学生たちも大喜びでした!
受講生と発酵食エキスパートが同時に学ぶ4期。
ますますパワーアップした様子をこれからもお届けしていきます☆