いよいよこの日がやってきました。発酵食大学3期の卒業パーティです。
学生さんたちは、これまでの学習の成果を活かした発酵食レシピを発表します。
朝早くから万全の準備でのぞむみなさん。気合十分ですね!
今回は班毎に献立を作成。
学生さんたちが何度も打合せを重ねながら、オリジナリティあるメニューを完成させました!
<1班>
- 夏野菜 鶏ピラフ
- 塩糀スープ
- トマトとアボカドのサラダ
- 甘酒ババロア福みりん添え
<2班>
- 枝豆&桜えびおやき
- つみれ酒粕汁
- 白玉風だんご(みたらし・納豆きなこ・ごまだれ)
- シュークリーム
<3班>
- いしりとあさりの炊き込みごはん
- 鶏肉のパリパリソテー 彩り野菜の塩糀ソース
- ズッキーニのフライ カラフルお豆腐タルタルソース添え
- 甘酒入り桃のロールケーキ
- 甘酒抹茶プリン
<4班>
- シーフードトマトカレー&寝かせ玄米
- チキントマトカレー&塩糀豆乳丸パン
- 五箇山豆腐の冷奴3種(トマトと塩糀 五箇山豆腐のコンカッセ、ネバトロ塩糀 五箇山豆腐冷奴、味噌漬け 五箇山豆腐)
- 塩糀ロール
協賛企業の発酵食メーカーからのお客様や、学生さんのお友達も招待してのお披露目会。
晴れの舞台とあって、みなさんやや緊張気味のオープニングです。
献立が出揃ったところで、各班のリーダーにメニュー内容と味わってほしいポイントを紹介していただきました!
1班
2班
3班
4班
さぁ、お待ちかねの試食タイム♪
研究熱心なみなさんは写真撮りに懸命です。
試食タイムは採点タイムでもあります。
発酵食メーカーの方々と小紺先生が「味」「見ため」「発酵食を生かしているか」の3つの基準をもとに、各5点満点で採点。
各メーカー毎に賞が与えられます。
そして、学生のみなさんの特点が最も高かったメニューには「ウーマンスタイル賞」が贈られます。
みなさん食べること、評価することで忙しくも楽しそうですね!
賞の採点がまとまる前に、3期の学生さんたちの修了式を行います。
みなさん9か月間、本当によくがんばりました!
卒業生に、ヤマト味噌醤油の山本社長から修了書が授与されます。
うれしさのあまり修了書を高々と上げ、ガッツポーズをする学生さんの姿も!
9か月をともにしたスタッフもなんだか胸が熱くなってきます。
山本社長からは
「この学びを通して、みなさんは素晴らしい”糀つながり”を得たはず。
糀のよさを次世代に伝えるべく、これからもがんばってください。
つまり発酵食大学には一生卒業はない、ということです(笑)」
とエールが贈られました!
この後は協賛企業さんから各賞が発表(^o^)
どの賞にも各メーカーの素晴らしい景品が贈られました!
ヤマト醤油味噌賞は2班に。
ホリ乳業賞は3班に。
六星賞は1班に。
小紺賞は4班に。
景品は先生手作りの焼菓子でした♪
学生さんたちの票を最も集めたウーマンスタイル賞は4班。
景品は発酵食大学のオリジナルエプロン。
これからもこのエプロンで発酵食を作り食べ続けていってほしい、との思いを込めました!
最後は学生さんからの9か月間の学びの感想をうかがいました。
<発酵食大学で学んでみて>
- 蔵元見学で発酵食品の伝統を知り、昔ながらの食品を今にどう活かせるかがわかった。小紺先生の料理は実用的で家庭でも取り入れやすかった。今では塩糀・甘酒・醤油糀を常備して料理を作っている。
- めったに行けない発酵食品メーカーの製造現場を見学できて、すごく勉強になった。小紺先生の講義や実習を通じて、家庭で発酵食を続けていく上での基礎が学べた。
- 発酵調味料を作るところから学べ、毎回通うのがとても楽しみだった。和食だけでなく、洋食にも活用できるとわかった。教室ではさまざまな年齢や考え方の人たちとご一緒できて、すごく刺激になった。
- もともと発酵食が大好き。遠方から通うのが大変だったが、通い始めると毎回楽しくなった。教室には発酵食に熱い思いを持つ人がたくさんいて、励みになった。さまざまな甘酒を試食できて、その美味しさはカルチャーショックだった。
- どんなものを食べたらよいのか、自分の中に軸ができた。生きていく上での財産ができたよう。これからはどういう食事を取ることが未来によい選択なのかを発信していきたい。
- 家族がアトピーや病気に悩まされており、食事で改善したいと発酵食大学に参加。小紺先生の実践的な発酵食の活用法や、地元発酵食メーカーの企業努力を知り、とても勉強になった。発酵食の素晴らしさを来県する外国人にも伝えていきたい。
- この9か月間、家庭でさまざまな出来事が発生して、正直通うのが大変な時期も あったが、同じ班の学生さんのパワーで続けられた。塩糀、甘酒、醤油糀とひとつずつ発酵食の世界が広がり、続けるうちに花粉症などの体の不調がやわらいで いった。これからは発酵食のよさを広げるためにがんばりたい。
パーティの締めには小紺先生からのこんなお言葉をいただきました。
「最初は慣れないメンバーで緊張感がありましたが、中盤からはとてもいい雰囲気に。
調理実習を終え、みなさんが毎回笑顔になって帰る姿は私の励みにもなっていました。
“発酵は周囲を肥やす現象” 発酵に関わった人の数だけ広がりを生み出していきます。
この大学でみなさん発酵食を学び、発酵食を愛する人との出会いがあったと思います。
これからは発酵食を自分の人生を充実させる手段として活用していってほしい」
9か月間、ともに学び、励まし、楽しんだみなさん。
大学を卒業しても、さらに発酵食に親しみ、発酵でつながった友情を育んでいってくださいね。
そして周囲の人々にこの素晴らしさをどうぞお伝えください。
発酵食大学は今後も発酵食を愛する人をどんどんサポートしていきます。
またお会いできる機会もさまざまにご用意しますので、お楽しみに!