自然治癒力を高める知恵としての発酵食●安川薫さん

発酵食エキスパート1級を取得し、現在活躍中の皆さんをご紹介します。

安川薫さん(やすかわかおる)
白山市在住

受講のきっかけ

塩糀をきっかけに発酵調味料に興味を持ち出した頃、フェイスブックで何度か発酵食大学の名を目にして気になっていました。すると偶然に、発酵食大学1期の受講生の何人かと出会い、その方々が口々に「発酵食大学はいいよー」と言うんです。「これはきっとなにかご縁がある」と2期の受講生に。修了する頃には、家庭で毎日使う方法がごく自然に身についていました。

受講で得たもの

卒業後まもなく大学院の開講を知り、「石川県立大学の先生の講義があるなら、発酵の文化的背景をぜひ知りたい」と大学院1期生として入学しました。大学院では発酵の歴史や日本伝統の発酵食を知り、「昔から受け継がれているものは、細胞レベルで私たちに染み付いているんだ!」と納得。常在菌を守りながら昔ながらの製法を続けるフグの子の糠漬けの工房見学にも感動しましたね。1期生は大学の同期生も多かったので、みんなで励まし合いながら学んだのもいい思い出です。心臓が飛び出るほど緊張した「調理デモ」も、その後活動する上でとても役立ちました。あの経験のおかげで、その後すぐに依頼された幼稚園での発酵食教室もお引き受けできたんだと思います。

現在の活動、将来の夢

私にはそうした食への純粋な探究心とは別に、「人に直接ふれて体の状態をよくしてあげたい」という目標がありました。発酵食大学とほぼ同時に整体を学び始め、平成28年に自宅で整体院を開業しました。整体には「身土不二」といって「その土地でその季節にとれたものを食べるのが体にいい」という考え方があります。これはまさに私が大学院で学んだこと。「整体と発酵食は“食”でつながっている」と思いました。整体院での施術は、患者様の自然治癒力を高めることを目的としています。整体とともに食事も整えると健康にはより効果的。施術を通じて直接体に働きかけながら、発酵食の上手な取り入れ方もお伝えし、体の内外から元気になっていただきたいと思っています。

かおる整体院:白山市道法寺町ニ33-11
サイト:http://kaoruseitai.wixsite.com/kaoru-seitai

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