大学院4日目、午前の授業は乳酸菌食品の代名詞、ヨーグルトを学びます。
教えてくださるのは、自営牧場で400頭の乳牛を飼育し、高品質の生乳の製造にこだわる「ホリ乳業」の堀社長です。
講義ではヨーグルトの歴史や製造法、ヨーグルトの発酵のメカニズム、栄養や効能にまで幅広く学びます。
ヨーグルトは日本で食べられるようになってからまだ40年ほどとか。
日本やアジアではデザートとして食べられていますが、
欧米では料理に使われることが多いそうです。
社長自らヨーグルトを作ってくださいます。
ホリ乳業の多彩なヨーグルトも試食。
ギリシャヨーグルトなどもテイスティングしてみます。
その味わいの違いに学生さんも驚きの表情です。
乳酸菌は腸内で善玉菌になるといわれますが、堀社長によれば、人によって合う合わないがあるそう。
いろいろ試してみて、腸が活性化する乳酸菌を見つけることが大切とのことでした。
講義の後は、ヨーグルトを和食に活かす「乳和食」のデモ。
乳製品を使うことによって、味がマイルトになり、塩分摂取量をおさえることができます。
今回はおにぎらずのすし飯、味噌汁に乳製品を活用します。
加糖ヨーグルトをご飯に加えると、ほのかな甘みと酸味のあるすし飯に。
その上に生ハム、みそ漬けにしたチーズ、アボカドをのぜて人気の「おにぎらず」にします。
そして、味噌汁のお味噌にもヨーグルトをプラス。
まるで白味噌仕立てのような上品な味わいになります。
<本日の乳和食ランチ>
- ネギとわかめのヨーグルト味噌汁
- ヨーグルト飯のおにぎらず
- ヨーグルトラッシー
マイルドな味わいの乳和食をみなさんでいただきまーす!
午後は発酵食の知識を総括する授業。
発酵のメカニズムを代表的な発酵食品ごとに復習していきます。
そして、最後の総まとめは発酵食エキスパート認定試験。これまでの学びをじっくりと復習する時間です。
合否は後日の発表となりますが、この4日間の濃密な発酵の学びを頭のすみに置いて、これからも磨きをかけて育てていただきたいと思います。
ここで出会った方々との交流もさらに発展し、大きな実りとなりますように。
またぜひ石川にもお越しください\(^o^)/