だし汁不要!さつまいも豚汁の簡単レシピ|炒めて甘みを引き出す作り方

このレシピの作者発酵食大学

寒くなると恋しくなる、ほっこり甘いさつまいも豚汁。 豚肉のうま味とさつまいもの優しい甘みが溶けたおつゆは、身体の芯から温まるホッとする味わい。今回は、だし汁不要で簡単に作れて美味しいレシピをご紹介します。 ポイントは、かつお節を具材としてそのまま入れること。出汁をとる手間がいらないので、忙しい日の夕飯にもぴったりです。さつまいもとニンジンを炒めてから煮ることで、短時間でもコクと深みのある味わいに仕上がります。さつまいもが美味しい季節に、素材のうま味が詰まった一杯をぜひお試しください。
さつまいもの豚汁

調理時間

15分

材料  2〜3人分

さつまいも 小1本(180g)
豚薄切り肉 100g
ニンジン 50g
長ネギ(小口切り) 20g
かつお節(小袋) 1袋
味噌 大さじ2
450ml

調理手順

  1. さつまいもは5mm幅の半月切りにし、ニンジンは薄いいちょう切りにする。
  2. 鍋に油(分量外・小さじ1)をひきニンジン、さつまいもを1〜2分炒め、食べやすい長さに切った豚肉を加え合わせる。
  3. 豚肉の色が変わってきたら、水、味噌の半量を加えてフタをし沸騰したら5〜6分煮る。
  4. 火が通ったら、残りの味噌、長ネギ、かつお節を加え合わせる。

レシピのポイント

  • さつまいもとニンジンを最初に炒めるのがポイントです。油が回ってコクが出るだけでなく、さつまいもが煮崩れしにくくなります。
  • 豚肉はバラ肉を使うと脂の甘みで濃厚に、こま切れ肉ならあっさりとした味に仕上がります。お好みで選んでみてください。
  • 味噌は合わせ味噌を使っています。お使いの味噌によって塩味が異なるで、最後は味見をして好みの濃さに調整してください。
  • 最後に入れるかつお節は風味が飛ばないよう、加えたあとはぐつぐつ煮立たせないようにすると美味しく仕上がります。

このレシピのコツと疑問(Q&A)

かつお節がない場合、だしの素でも作れますか?

顆粒の和風だしでも美味しく作れます。その場合は、水を加えて煮込むときに小さじ1程度を目安に入れてください。顆粒だしには塩分が含まれているので、仕上げの味噌は少し控えめにして、味を見ながら調整してください。

他にどんな具材が合いますか?

定番の大根やこんにゃく、ごぼう、玉ねぎなどがよく合います。しめじやエノキなどのきのこ類を入れると、さらにうま味が増すのでおすすめです。冷蔵庫の余り物で自由にアレンジしてみてください。

作り置きはできますか?

冷蔵庫で2〜3日ほど保存できます。翌日になると味が染みてさらに美味しくなりますが、さつまいもが崩れやすくなるので、温め直すときは優しく混ぜてください。

さつまいもの豚汁

発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント

発酵食品であるお味噌と、善玉菌のエサとなる食物繊維たっぷりのさつまいも。この2つを同時に食べることで、腸内環境を整える効果がより高まると言われています。美味しく食べながら、体を内側からいたわってくれる、優しい腸活メニューです。

だし汁いらずで、思い立ったらすぐに作れるのがこの豚汁の嬉しいところ。栄養たっぷりで、さつまいもの甘みと豚肉のコクが詰まった一杯。今日の献立に迷ったら、ぜひ作ってみてくださいね。

このレシピの作成者(考案・監修)


発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)

レシピ制作において大切にしていること

2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。

発酵食大学のレシピ本

発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。

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