発酵食大学3期(平日コース)のレポートです。
開校式があった「ヤマト醤油味噌」を再び訪れた目的は、蔵見学と味噌作り。
創業100年の老舗蔵で、受け継がれる伝統の技を学びます。
まずはDVDや山本社長のレクチャーで味噌作りの基礎を知っておきましょう。
見学する蔵の前には3トン仕込みの巨大な木桶が並びます。
見学前からワクワクしてきますね♪
シェリー酒のような酵母の香りがたち込める蔵内。
重石をして熟成中の木桶を上からも眺められます。
次々とはしごを上って見学する学生たち。
山本社長もその熱心さに「チャレンジャーですね!」と驚きの表情です。
歴史を感じさせる木桶の前で記念撮影。
なかなか入ることのできない場所だけにみなさん、うれしそう!
会場を移して、今度はいよいよ味噌作りです。
まずは蒸した大豆を味見。
「美味しい!」「甘い!」
あまりの美味しさにおかわりして食べる人も。
この大豆を実際に挽いてみます。ひき肉を作る時と同じやり方です。
色はモンブランのようにも見えますね。
「こ、これは力仕事ですね!」「ひとりじゃできないよね」
昔は家族や村人たちで力を合わせてやった味噌作りに、しばし思いをはせます。
さぁ、これからは本格的なマイ味噌作り。
桶の中で大豆と糀を均一に混ぜる作業です。
力いっぱい!スクワットスタイルでやらないとできません。
本日はちょうどNHKの取材日。
みなさんの力の入った様子をカメラがしっかりととらえています(^O^)
よーく混ぜた後、団子状にして空気を抜き、なだらかにしたら、表面に塩をまいてカビ止め。
持ち帰った後は、味噌の重さの10%の重石をのせて直射日光の入らないところで保存します。
6か月後ぐらいには美味しい味噌が出来上がっているはずです♪
汗をかいて味噌作りをしたら、食事時間が待ち遠しい!
みなさんが今日楽しみにしていた「発酵食美人食堂」のランチです。
発酵食品を駆使した”美人になれる”献立がいっぱいです♪
<メニュー>
- ラタトィユ
- 大根寿し
- 三種豆のクリーム煮
- 蓮根と金時草の天ぷら
- ニンジンサラダ
- 五郎島金時ごぼう味噌がけ
- 青菜と切干大根のおひたし
- 牛ヒレステーキ和風ソース
- メークイーンときのこの醤油糀炒め
- 寝かせ玄米
- 味噌汁
- 甘酒抹茶割り
- そば粉・黒糖・味噌を使った蒸しパン+自家製マシュマロ
<本日の参加者VOICE>
- 五感を通して味噌とダイナミックにふれあうことができました。「美味しい」だけでなく、「ふれあう」「感じる」って、とても大事だと思います。
- 大変丁寧に愛情を込めて味噌が作られているのですね。山本社長のお話に感動しました。
- はじめて味噌作りにチャレンジしました。作るにはこんなに体力がいるんですね! 6か月後にどんな味噌ができるか楽しみです。
- 毎年手作り味噌を楽しみしていますが、今日は専門家の説明を聞くことができ、大変勉強になりました。来年からの味噌作りに生かしていきたいと思います。
- なかなか見ることのできない蔵の中に入れたこと、実際に自分で味噌作りもできて、大満足です。今年のお盆の楽しみができました。
見て、作って、味わって。
「今日は大満足です」と味噌桶を手に楽しげに帰るみなさんに、スタッフも充実した気持ちになりました。
これから6か月間、大切に味噌を見守ってくださいね♪