しょうゆの種類と活用法を学ぶ!【大学11期】

1月にスタートした発酵食大学11期も、早いものでもう折り返し地点です。
今回の講義は「しょうゆ・いしる」。
しょうゆは最もポピュラーな日本が誇る調味料。
世界中で人気ですね。
そんなポピュラーなしょうゆだからこそ、日本各地によって様々な種類のものがあり奥が深いのです。



しょうゆの歴史から学びましょう。
しょうゆは昔は高級品だったとか。
戦時中は特に原材料が手に入らず、それでもしょうゆ味のものを味わいたいのでいろいろ知恵を絞ったのだそう。

そんな、人々から愛されているしょうゆですが、どのような種類ものがあるのでしょうか?

本日テイスティングするしょうゆはこちらの5種類。
左から淡口しょうゆ、再仕込み醤油、濃口しょうゆ、白しょうゆ、たまりしょうゆ、それぞれ仕込み方や用途も違うのです。



一口でしょうゆと言っても、ずいぶん違うもの。
たまりしょうゆや再仕込みしょうゆのような色の濃い芳醇な香りのしょうゆは、照り焼きなどに
料亭などでよく使われ、甘くエレガントな風味の白しょうゆは茶碗蒸しや淡い色に仕上げたい煮物などに
お刺身も、その魚の種類によって合うしょうゆもまた異なるのだそう。

座学の後は調理実習です。
本日はいしるやしょうゆ糀の活用術を学びます。

石川県が誇る魚醤であるいしるですが、いかいしるといわしいしるの2種類あります。
すぐに傷んでしまういわしや、商品にならないいかのワタを塩漬けしてできた調味料。
これぞ先人の知恵ですね。
旨味成分豊富な素晴らしい魚醤を美味しく簡単に調理しましょう。

☆☆☆本日のメニュー☆☆☆

・白身魚のしょうゆ糀蒸し
・いしる糀のトマトスープ
・いしる糀の即席キムチ
・いしるのディップソース

会場がニンニクやゴマ油の香ばしい香りで溢れて、食欲をそそります。

絶品ディップソースも完成!

キレイに盛り付けていただきます♪

本日はランチタイムに
皆さんが仕込んだ甘酒を小紺先生に評価していただく、甘酒グランプリを開催します!

「これ、どんな糀使ったの?」
「仕込み時間は?」
ひとりひとりの甘酒をテイスティングして評価します。
マヌカハニーのような味がする甘酒、アカシアはちみつのような味がする甘酒があったり大盛り上がり♪

仕込んでみたものの、これで合ってるのかな?と迷いが出やすい甘酒作り。
冷静な目で評価をしてもらえる機会はとても貴重なものですね。

グランプリに輝いたのはこちらの二人!

全体的にレベルが高かったそうですが、特に上品な味わいが優れていたのが決め手で選ばれました。
おめでとうございます!

今回も充実した内容でとっても盛り上がりました(^^)

☆☆☆参加者VOICE☆☆☆

・いしるとは何か、ちゃんと知っていなかったので知ることができ、また活用法も知れて良かったです。
・手軽でディップも野菜にピッタリ!キムチ他も美味しかったです。
・しょうゆの味比べ、いつも使っているものでも、他のものと比べることがないのでとても参考になりました。使い分けたいです。
・皆さんの甘酒のテイスティングや、先生にアドバイスをもらいとても勉強になりました。

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