エリンギのぬか漬けは生で食べられる?!【武蔵小杉8期】

こんにちは。武蔵小杉校 講師の堀です。
今日の発酵食大学 武蔵小杉校の講座テーマは「ぬか漬け」。
盛り上がった8期のクラスも、カリキュラムは本日が最後となりました。

漬物全般にテーマを広げてお話しさせていただきました。

日本の伝統的な発酵食のひとつである漬物。
最近は、食卓であまり見られなくなってきています。
でも、実は漬物は本来の保存食以外にも、メリットがたくさんあるんですよ。

塩分ばかりがクローズアップされていますが、漬物にすることで、本来の野菜よりも栄養価がアップすることもたくさん!
ぬか漬けの風味や栄養、微生物との関わりについてもお話しさせていただきました。

 

また、ぬか漬けのお手入れ方法、トラブル時の対処方法などもお伝え。
ぬか漬けは上手に付き合うことで、面倒だと思っていたこともなくなり、愛着もわくようになります。
そんな日々の付き合い方のコツもお話しさせていただきました。

ワークショップでは、ザワークラウトとしば漬けを作ります。

市販の漬物は発酵していないものも多く、本来の発酵したものの美味しさ、乳酸菌によって発酵させた漬物を手軽に作ることを体験してただきます。

そして、こちらが好評だったエリンギのぬか漬け。↓

普通キノコは加熱しないと食べられないものが多いですが、エリンギのぬか漬けは生でそのまま漬けてOK!
食べやすい大きさにカットしたエリンギを、ぬか床に2~3時間漬けるだけで完成です。

食べるときは、ぬかはお好みで取っても良いですし、ぬか自体も美味しいのでそのまままでも。
エリンギの香りと発酵独特の風味がベストマッチ。
生ならではの歯ごたえがたまりません。
きのこのうま味がより際立っているような感じです。
漬けたエリンギを、ソテーなどしてアレンジしても美味しいんですよ。
やみつきになります!おすすめですよ♪

さて、次回はいよいよラスト。卒業パーティー!
みなさんがこれまで学んできたことの集大成が発表されます。
どんな美味しいものが食べられるかな!?
楽しみです♪

「エリンギのぬか漬けは生で食べられる?!」記事訂正

上記の記事に関して
「エリンギにはシアン産生菌があり、生食をするのは大丈夫なのか」という
ご指摘がありました。

きのこの生食に関して、きのこメーカーに問い合わせたところ
エリンギのシアン産生菌に関してははっきりした情報がないものの
きのこは食物繊維が多く、消化が悪いため生食ではなく
加熱して食べることを推奨しているということでした。

きのこは菌活食材としてぜひ取り入れていきたい食材ですので
加熱して美味しくお召し上がりください。

2021年2月5日
発酵食大学オンラインショップ
通信部