1日15mlの摂取で健康に!お酢の効果・効能【京都校3期】

発酵食大学 京都校、講師の川崎です。
第8回目のテーマは「お酢」。

あっという間に最終回を迎えた3期の講義。
いつもラストを飾ってくださるのは「千鳥酢」でおなじみの村山造酢さん。

取締役の村山浩一さんが今回のものしり博士です。

「ご覧のとおり理系です。いつも講義が長くなるのですよ」
とご用意くださったスライドもテキストもとても丁寧で細かなところまで綿密です。

歴史的背景(泥棒の話は何度聞いてもおもしろいですね)から製造方法、利用法、健康効果まで裏付けのある説明は、なるほど!とわかりやすさが詰まっています。
「酢の歴史は科学の歴史」ということで、昔は殺菌やサビ止め剤のように使われていたこともあるそうです。
食用以外でも有用でありながら、様々な研究を通して深部培養で安全で安定したお酢が手に入るようなり今日へ。
ありがたいことです。

実際に酢酸膜の張ったビーカー(理系っぽい!)やお味噌のようになった酒粕、こんにゃく菌(お酢の中に生えてしまう菌・食べられなくはないが食べない方が良い)なども見せていただき本当に学校の講義のようでした。

これから夏を迎えるにあたり、お酢の酸味は口当たりが良いだけでなく、殺菌や保存性を高める効果が期待できます。
村山さんも1日15mlのお酢の摂取で健康に!
とおっしゃっています。

前菜に酢のものを食べると次に食べる油ものから胃壁を守ることができます。
サラダや酢の物をスターターに戴くのは理にかなっているのですね。

調理実習でのメニューは・・・

●キノコのマリネ
●キャロットオレンジラぺ
●こっくり麻婆豆腐

お酢は火を通すと「コク」になります。

少し味が薄いと感じた時にも少し加えてみてください。
塩分を足さなくても味に輪郭ができますよ。
主役にも名脇役にもなる万能選手「お酢」
これから夏に向けて積極的に取り入れて元気に毎日を過ごしましょう。

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