産膜酵母がびっしり生えた糠床復活物語

こんにちは。おっさん働き女子のユリヤンです。

ステイホームのおかげで春からぬか漬け生活を始めて、常温でいい感じで糠床を育てていたのですが、だんだん暑くなるにつれ、「あ〜、かき混ぜるの忘れてた〜」っていう日が4・5日づついて、恐る恐る蓋を開けてみると・・・。

「ぶくっ!」と池の底から何かが息をしたようにガスが出て、「ぎょえ〜〜〜!」と雄叫びを上げてしました。

そして、匂いを嗅ぐと「クッサ〜〜〜〜」ののけぞります。

表面にびっしりと生えた産膜酵母ちゃん。悪気はないのよね・・・。わかったわかった。
でも、あなた、とっても臭い・・・。

産膜酵母とは

空気があるところで活動する好気性の酵母です。体に害はありませんが、臭いのでシンナー臭の糠床になってしまうのです。(塩麹やお味噌に生えることもありますよ)

私のように、糠床を夏場の暑い時期にほったらかしにしておくと、表面(空気に触れている)にびっしりと真っ白な膜をはってしまいます。。汗

産膜酵母が生えた時の対処法は?

少しなら、混ぜ込んでもいいと思います。
ただ、私はあの臭いが嫌なので、膜の部分を手ですくって捨てます。
産膜酵母がはると、味もかなり酸味を増してきます。
私は酸っぱいぬか漬けが嫌なので、なんとかリカバリーをせねばなりません。

やってみた対処法

・塩をたす(塩分濃度を少し上げてみた)
・茹で卵の殻をお茶パックに入れて糠床に入れた。(アルカリ性の卵の殻を足すことで、中和する効果を狙う)

上記で1週間ぐらい様子を見たけど臭いのと酸味がまだ思ったほど抑えられなかったのでさらに

・足し糠をする
・冷蔵庫に入れる

をやってみました。

するとかなりリカバリーできました。

今は、復活して(まだやや酸味があるけど)ぬか漬け生活を楽しんでいます。

忙しい方は、毎日かき混ぜることでハードルが上がるのであれば、ある程度糠床が育っていい感じになってきたら、冷蔵庫にうつすのもありだと思います。

酪酸菌が働かないやないかい!とツッコミもあるかも知れませんが、まずは美味しく楽しく続けることを重視してみたいです。

ぬか漬け生活、あなたも是非続けてくださいね。

ちなみに、酸っぱいぬか漬けは、お醤油をちょっとつけると酸っぱさが和らいで美味しいです。

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