さて、いよいよレシピコンテストの結果発表です。
35種ものレシピから選出される各賞が表彰されます。
まずはコンテストの一番人気!
「みんなが選んだナンバーワンレシピ賞」が玉田さんに贈られました。
受賞レシピは「鶏肉とブロッコリー、アボカドのココナッツカレー&天然酵母のナン」。
カレーに使用した塩糀・甘酒は、自家栽培の無農薬・自然農法で天日干ししたコシヒカリで手づくりしたもの。
ほのかな甘みとカレーの辛さがベストマッチでした♪
この日、玉田さんは自分の試食を後回しにして、IHコンロやホットプレートでカレーやナンを温めつつ、みなさんに提供。
手作りのナンは、なんと自家栽培小麦「ユキチカラ」を使用し、天然酵母で発酵させたものです。
素材や味はもちろん、心の込もったおもてなしにも、参加者一堂から拍手が送られました。
金城納豆さん選出の「金城賞」は4班のみなさんへ。
受賞レシピは塩糀を使った「鍋ラーメン」。
これもアツアツのできたてがみなさんに配られました。
福光屋さん選出の「福光賞」は山本さんに。
受賞レシピは「酒粕クッキー」です。
酒粕のほのかな味わいと香ばしさが絶品でした。
ヤマト醤油味噌さん選出の「ヤマト賞」は、またまた山本さんに。
受賞レシピは「納豆クリームの玄米ドリア」。
納豆の風味を際立たせながら、クセのない食べやすい仕上がりでした。
六星さん選出の「六星賞」は小林さんに。
受賞レシピは「干しキュウリの塩糀漬け」。
キュウリのシャキシャキした歯ごたえと塩糀のまろやかさのバランスが見事でした。
小紺先生選出の「小紺賞」は、西尾さんへ。
受賞レシピは「自然の色と香りを頂くハーブのゼリー」。
香りを楽しむハーブのゼリーと甘酒のほのかな甘みで清涼感たっぷりのデザート。
まさにハーブと糀のマリアージュですね。
プレゼンター&受賞者全員で記念撮影♪
残念ながら入賞とならなかったレシピも本当にクオリティの高いものばかり。
みなさんの学びの深さと底力をひしひしと感じたコンテストとなりました。
コンテスト終了後は、学生のみなさんから発酵食大学を受講してのご感想をひと言ずつ・・・
- 食への考え方が根本的に変わり、真剣に食と向き合うようになった。
- 添加物や砂糖いっぱいの生活だったと気づき、冷蔵庫に塩糀と甘酒を常備するようになった。
- 家族全員が塩糀ファンになり、塩はほとんど使わなくなった。
- 「体にいいもの=まずい」というイメージだったが、体によく美味しいものが自分自身で作れるとわかった。
- 食への意識の高い仲間たちと出会え、自分の財産になった。
などなど、みなさんの熱いコメントに、スタッフ一堂、思わず涙しそうになりました。
そして、学びの証、「修了証」がヤマト醤油味噌の山本社長から授与されました。
山本社長からは、
「学生さんの言葉に感動した。発酵食は学んだらすぐに暮らしの中で使えるよさがある。これからも次世代に日本の優れた知恵をつなげていってほしい」
とのエールをいただきました。
学生代表のスピーチは旭さんから。
「発酵食大学は私の今年の出来事の中で一番大きな収穫でした。こうした学びの機会を持てたことに感謝しています。”よいものはよい”ということを肝に銘じ、家族はもちろん地域に発酵食を取り入れた生活を広げていきたい。」
と力強く宣言してくれました。
毎回、密度の濃い講義を学生たちに届けてきた小紺さんは、
「みなさんの熱心で真摯な姿勢に感服すると同時に、教えることの喜びを感じた9か月でした。学びによって得たその感動をほかの人にも伝え、”糀による幸せ”を伝染させていってほしい。」
と締めくくりました。
発酵食がつなぎ、結んだ学生たちの絆は、お互いを高め合いながらこれからもずっと続いていくことでしょう。
みなさん、これからも豊かな発酵食ライフを存分に楽しんでくださいね!
次期の発酵食大学は今年11月開校を予定しています。