【名古屋・ものしり博士】日本のお米のおいしさを「みりん」に託す~角谷文治郎商店

本物のみりんは飲むと美味しいって知っていましたか?
今では調味料として使われることがほどんどですが、かつては女性でも楽しんで飲むことのできる甘口の高級なお酒として人々に受け入れられていたのです。

今回ご紹介するものしり博士はまさに飲んで美味しい本物のみりん造り一筋「角谷文治郎商店」さん。

教えてくださるのはみりんへの情熱を心に秘めた優しい笑顔の三代目角谷社長です!

歴史

角谷文治郎商店さんは1910年(明治43年)碧南市で創業しました。
愛知県東部の三河地方は、醸造に適した水と温暖な気候に恵まれ、200余年の昔から、みりんの醸造が盛んに行われてきた地域。
創業以来みりんの本場三河で「米一升・みりん一升」の伝統的な製法を受け継ぎ、もち米のおいしさを醸造という技のみで引き出した本格みりんを造り続けています。

昔ながらの製法でのみりん造り

スーパーには「みりん風調味料」もおいてありますよね。
この「みりん風調味料」と本来の「みりん」の違いってご存知でしょうか?
本当の「みりん」の原料は、もち米、米麹、本格焼酎のみ。
蒸したもち米と米麹を焼酎といっしょに仕込み、搾って、長期間の醸造熟成を経た後に、みりんになります。
もち米のおいしさを、醸造という日本伝統の技で引き出したのがみりんなのです。
現在では、伝統的製法と工業的製法の2種類の製法がありますが、角谷文治郎商店の「本格仕込み三州三河みりん」は伝統的製法を採用し、より自然な栽培方法の原料で昔ながらの蔵の中で素材の持ち味を大切に醸しています。
こんな風に上質なもち米を和釜で蒸煮にします。
迫力がありますね!

仕込み後のみりんもろみを乙類焼酎(米焼酎)を用い、長期糖化熟成します。
その期間は2年。こうしてみりんは時を経てじっくりじっくり甘さを増していくのですね!

熟成されたみりんのあの何とも言えないふくよかな甘みといったら!
お米ってこんなに甘くなるのかと本当に驚きです!!
調味料として使う前に飲んでしまいそうです・・・

そんな角谷文治郎商店の製造現場では発酵を五感で感じていただけますよ!
もちろん美味しい本物のみりんも味わってくださいね♪

発酵王国・愛知の発酵を楽しもう!
蔵見学は4回。
間近で製造の現場を見て発酵を体で感じましょう♪

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