このレシピの作者発酵食大学
調理時間
20分
材料 2人分
| カブ | 正味300g |
|---|---|
| カブの葉 | 50g |
| 切り餅 | 2個 |
| 米油 | 大さじ1 |
| とけるチーズ | 30g |
| <ソース> | |
| 塩麹 | 大さじ1と1/2 |
| 無調整豆乳(または牛乳) | 300ml |
| 米粉 | 大さじ2 |
調理手順
- カブは一口大に、葉は3cm幅、餅は6等分に切る。
- フライパンに米油をひきカブをさっと炒め、水(大さじ2)を加え火が通るまで蒸し焼きにする。
- 葉を加えてしんなりしたら混ぜ合わせた<ソース>を加えとろみをつける。
- 餅を加えてさっと煮て耐熱容器に移し、チーズをかけオーブントースターやグリルで焼き目がつくまで5〜6分程焼く。
レシピのポイント
- ソースの材料、特に米粉は底に沈殿しやすいので、フライパンに加える直前にもう一度よくかき混ぜてから入れてください。
- カブは蒸し焼きにすることで甘みがぐっと引き出されます。ここでしっかり火を通しておくと、食べた時にとろっとした口当たりになります。
- お餅は煮込みすぎるとドロドロに溶けてしまうので、少し柔らかくなったタイミングで火から下ろすのがきれいに仕上げるコツです。
- 豆乳は沸騰させすぎると分離して口当たりが悪くなりやすいので、ソースを加えたら火加減を少し弱め、ヘラで優しく混ぜながらとろみをつけてください。
- 塩麹は塩分濃度13%のものを使っています。商品によって塩分濃度が違うことがあるので、焼く前に少し味見をして、もし薄いようなら塩やコショウで味を整えてください。
- 15cmのスキレットを使用していますが、耐熱のグラタン皿などでもお作りいただけます。

このレシピのコツと疑問(Q&A)
豆乳の代わりに牛乳でも作れますか?
牛乳でもお作りいただけます。牛乳を使うと、よりコクのあるクリーミーな味わいになります。豆乳だとあっさり優しい味に仕上がるので、お好みに合わせて使い分けてみてください。
塩麹がない場合はどうすればいいですか?
コンソメ(顆粒)や塩でも代用可能です。その場合は、塩なら小さじ1/2程度、コンソメなら小さじ1程度を目安に入れてみてください。塩麹特有の風味とは少し変わりますが、美味しく作れます。
カブの皮はむかなくても大丈夫ですか?
新鮮な小カブであれば、皮も薄くて柔らかいので、むかずにそのまま調理して大丈夫です。皮の近くにうま味や栄養がありますし、食感のアクセントにもなります。大きめのカブや、皮の硬さが気になる場合はむいてください。
お肉などを追加しても合いますか?
お肉を入れてもよく合います。ボリュームを出したい時は、鶏肉やベーコン、ウインナーなどをカブと一緒に炒めて加えてみてください。しめじや舞茸などのきのこ類を入れるのもうま味が増しておすすめです。
米粉がないので、小麦粉で作れますか?
小麦粉(薄力粉)でも作れます。ただ、米粉に比べてダマになりやすいので、ソースの材料を混ぜる時によく溶かしておくことと、フライパンに入れたら手早く混ぜるように気をつけてください。

その他のおすすめ餅レンジレシピ
- 餅のトマト缶ツナソース:お餅をトマト缶とツナ缶、隠し味の味噌とみりんを煮込んだ和風ソースをかけていただきます。味噌のコクでトマトの酸味がまろやかになり、手軽に作れる一品です。
- 塩麹でニラおろし餅:焼いたお餅に大根おろしとニラを乗せ、塩麹、生姜、醤油、ゴマ油のタレをかけます。さっぱりしたおろしとパンチのあるニラが合う、胃もたれ防止にも良い一品です。
- 切り餅のオニオンソース:カリッと焼いたお餅に、じっくり炒めたタマネギとニンニクのソースをかけた一品。味付けには塩麹、醤油、酢を使い、素材の甘みとニンニクの香りが食欲をそそるおかずやおつまみです。
- 白味噌お雑煮:だしパックで手軽に作れる京風お雑煮です。まろやかな白味噌の汁に、丸餅、里芋、花型ニンジンを入れ、仕上げに三つ葉とゆずを添えます。甘く上品な味わいが特徴のお祝い料理です。
- カリもち油淋鶏風餅:焼いた切り餅に塩麹、長ネギ、酢、醤油などで作った特製ダレと砕いたピーナッツをかけた一品です。揚げずに焼くだけで、おつまみにぴったりな一品に変身します。
発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント
お正月の食べすぎで疲れ気味な胃腸をいたわるリセットごはんにぴったりなグラタン。
加熱により酵素自体の働きは止まっていますが、塩麹に含まれるオリゴ糖や、発酵によって生まれたうま味成分、そしてカブの葉の食物繊維が、腸内の善玉菌のエサとなり、お腹の環境を整えるサポートをしてくれます。
また、塩麹ならではの自然でまろやかなうま味が、カブや豆乳の甘みを引き立ててくれるのも嬉しいポイント。 濃い味付けに頼らなくても、素材本来の美味しさでしっかりと満足感が得られます。 心も体も温まる、冬の体に優しい一皿です。
いつものお餅の食べ方に少し飽きてしまったら、ぜひこのカブの餅グラタンを作ってみてください。
とろとろのカブとお餅、塩麹の優しいうま味がよく合い、一口食べるとほっとする味わいです。バターを使わず重くないので、遅めの夕食や、さっと済ませたいひとりランチにもぴったり。
お餅とカブってこんなに合うんだ!という新しい発見を、楽しんでいただけたら嬉しいです。
このレシピの作成者(考案・監修)

発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)
レシピ制作において大切にしていること
2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。
発酵食大学のレシピ本
『発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。








