【餅アレンジ】塩麹ネギダレが絶品!カリもち油淋鶏風レシピ

このレシピの作者発酵食大学

切り餅余っていませんか?焼いて醤油につけるだけの食べ方には飽きてしまった…そんな時にぜひ試してほしい、お餅を油淋鶏(ユーリンチー)風のおかずにアレンジしたレシピ。カリッと焼いたお餅に、長ネギとゴマ油の香りが食欲をそそる特製ネギダレをたっぷりとかけて。お酢の酸味とハチミツの甘み、そして塩麹のコクが合わさり、淡白なお餅がボリュームのあるメニューに生まれ変わります。揚げ油は不要。フライパン一つで焼くだけなので、調理も後片付けも簡単です。仕上げに散らす砕いたピーナッツの食感がアクセントになり、一度食べたらやみつきになること間違いなし。日々のランチや夕飯の主役に、ぜひ作ってみてください。

調理時間

20分

材料  3〜4人分

切り餅 5個
ピーナッツ(砕く) 適量
<タレ>
長ネギ(みじん切り) 50g
醤油 大さじ1
塩麹 大さじ1
大さじ1
ハチミツ 大さじ1
ゴマ油 大さじ1

調理手順

  1. 切り餅は半分に切る。<タレ>は混ぜ合わせておく。
  2. フライパンにゴマ油(分量外・適量)をひき、餅を並べフタをし両面弱めの中火で焼く。
  3. 皿に盛り、<タレ>、ピーナッツをかける。

レシピのポイント

  • 切り餅は硬いので、切るときは手を滑らせないように気をつけてください。もし硬すぎて切りにくい場合は、電子レンジで10〜20秒ほど温めると少し柔らかくなって包丁が入りやすくなります。
  • フライパンに並べるときは、お餅同士がくっつかないように少し間隔をあけるのがポイント。焼いている途中でぷくっと膨らんでくるので、余裕を持って並べるときれいに焼けます。
  • 火加減が強いと、中はまだ硬いのに外側だけ焦げてしまうことがあります。弱めの中火にしてフタをし、じっくり蒸し焼きにし火を通してください。
  • ピーナッツは食べる直前にかけると、カリッとした食感が残ります。お餅が固くならないよう、出来立てのアツアツをどうぞ。カシューナッツやアーモンドなど、お家にある他のナッツで代用しても美味しく作れます。
  • ピリ辛がお好みの方は、仕上げにラー油をたらすのがおすすめです。お酒のおつまみにもぴったりな味になります。
  • ネギダレは冷蔵庫で4〜5日ほど保存できます。多めに作っておけば、焼いたお肉や冷奴、サラダチキンなどにかけるとおかずの一品になるので便利です。
  • 塩麹は塩分濃度13%のものを使っています。メーカーによって塩加減が異なりますので、タレを混ぜたあとに味見をして調整してください。甘めがお好きな方は、ハチミツを少し足しても美味しく仕上がります。

このレシピのコツと疑問(Q&A)

塩麹がありません。何かで代用できますか?

塩 小さじ1/3〜1/2で代用可能です。また、シンプルに醤油とお酢を増やして、さっぱりとした酢醤油ベースのタレにしても美味しく召し上がれます。

冷凍庫で保存していたお餅でも作れますか?

作れますが、カチカチに凍ったままだと包丁で切るのが危険です。電子レンジ(600W)で30秒〜1分ほど様子を見ながら温め、包丁が入るくらいの固さになってから調理してください。

作ってから時間が経つと固くなりますか?

お餅の性質上、冷めるとどうしても固くなってしまいます。出来立てを食べるのが一番おすすめです。もし冷めてしまった場合は、食べる直前にレンジで軽く温め直すと、柔らかい食感が戻ります。

丸餅しかありませんが、同じように作れますか?

丸餅でも同じように美味しく作れます。丸餅は厚みがあるものが多いので、火の通りをよくするために半分にスライスするか、焼き時間を少し長めにして調整してください。

その他のおすすめ餅レンジレシピ

  • カブと餅のグラタン:カブとお餅を使い、塩麹と豆乳で仕上げるヘルシーなグラタン。バターや生クリームは使わず米粉でとろみをつけます。フライパンで具材を調理してチーズを乗せて焼くだけ。餅の消費にも最適な一品です。
  • 餅のトマト缶ツナソース:お餅をトマト缶とツナ缶、隠し味の味噌とみりんを煮込んだ和風ソースをかけていただきます。味噌のコクでトマトの酸味がまろやかになり、手軽に作れる一品です。
  • 塩麹でニラおろし餅:焼いたお餅に大根おろしとニラを乗せ、塩麹、生姜、醤油、ゴマ油のタレをかけます。さっぱりしたおろしとパンチのあるニラが合う、胃もたれ防止にも良い一品です。
  • 切り餅のオニオンソース:カリッと焼いたお餅に、じっくり炒めたタマネギとニンニクのソースをかけた一品。味付けには塩麹、醤油、酢を使い、素材の甘みとニンニクの香りが食欲をそそるおかずやおつまみです。
  • 白味噌お雑煮:だしパックで手軽に作れる京風お雑煮です。まろやかな白味噌の汁に、丸餅、里芋、花型ニンジンを入れ、仕上げに三つ葉とゆずを添えます。甘く上品な味わいが特徴のお祝い料理です。

発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント

お餅は腹持ちが良い反面、少し重たく感じることもありますよね。このレシピで使う塩麹とお酢は、味のバランスを整え、お餅をさっぱりと楽しむための名脇役です。

塩麹は、発酵によって生まれる深いコクとうま味が特徴です。このうま味がタレに加わることで、少ない調味料でも味がぼやけず、しっかりとした満足感のある味わいに仕上がります。

また、タレにお酢を加えることで、ゴマ油を使った油淋鶏風のコクがありながらも、後味は軽やかになります。油っこさを程よく中和してくれるので、箸が止まらなくなる組み合わせです。

塩麹、醤油、お酢。昔ながらの発酵調味料を組み合わせたタレは、風味豊かで日本人好みの味わいです。体に良いものを食べなきゃ!と気負うことなく、いつものお餅料理で美味しく発酵食品を取り入れられるのが嬉しいポイントです。

いつもの食べ方に飽きてしまった時や、冷蔵庫にお餅が少しだけ残ってしまった時、家にある調味料でぱぱっと作れます。
カリッと焼けた香ばしいお餅と、甘酸っぱい特製ダレは、一度食べるとクセになる味わい。
おひとり様ランチにはもちろん、夕飯のあと一品やお酒のおつまみにもぴったり。
ぜひ、日々の献立の新しい定番として、レパートリーに加えてみてくださいね。

このレシピの作成者(考案・監修)


発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)

レシピ制作において大切にしていること

2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。

発酵食大学のレシピ本

発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。

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