【豚肉×塩麹】漬けて焼くだけ!驚くほど柔らかい豚バラソテーの絶品レシピ

このレシピの作者発酵食大学

忙しい日のメインおかずはこれで決まり。豚肉と塩麹のレシピの中でも、最もシンプルで失敗知らずな豚バラ肉のソテー。塩麹の酵素パワーで豚肉を驚くほど柔らかくジューシーに仕上がります。材料はシンプル、フライパンで焼くだけの簡単工程ながら、噛むほどにうま味が広がる味わい。夕食のメインやお弁当のおかずに最適な一品です。
塩麹で豚バラ肉のソテー

調理時間

15分(漬け込み時間を除く)

材料  3〜4人分

豚バラブロック肉 350g
塩麹 大さじ1と1/2
黒コショウ 適量

調理手順

  1. 豚肉は食べやすい大きさに切る。ボウルやポリ袋に入れて塩麹を加えてもみ、冷蔵庫で1時間以上置く。
  2. フライパンに油をひかずに豚肉を並べ、弱めの中火で両面こんがり焼く。
  3. 器に盛り、好みで黒コショウを振る。

レシピのポイント

豚バラ肉はブロックを使いましたが、カットされている焼肉用を使っても良いです。
塩麹に含まれる糖分や麹の粒は焦げやすいので、フライパンが温まったら火を弱め、じっくりと火を通してください。心配な場合は、焼く前に表面の塩麹をキッチンペーパーで軽くぬぐってから焼くと良いです。
豚バラ肉からは加熱中に脂が出るので油を引かずに焼きます。出た脂はラードとして炒めものなどに使えます。
フライパンに並べたら、焼き色がつくまではあまり触らないのがコツ。頻繁にひっくり返すと、きれいな焼き目がつかず、肉の旨味を含んだ肉汁も逃げやすくなります。
漬け込み時間は1時間以上としていますが、時間があれば半日〜一晩冷蔵庫で寝かせてみてください。安いお肉でも驚くほど柔らかく、うま味が凝縮された味わいになります。
塩麹は塩分濃度13%のものを使っています。

塩麹の豚バラソテーできあがり

レシピの疑問とコツ(Q&A)

焼く前に、ついている塩麹は洗い流したほうがいいですか?

水で洗い流す必要はありません。洗い流すとせっかくのうま味も逃げてしまい、水っぽくなる原因になります。もし焦げ付きが心配な場合は、焼く直前にキッチンペーパーで表面の塩麹を軽くぬぐい取ってください。ぬぐっても塩味や酵素の効果はしっかり浸透しています。

焦げ付かないように焼くコツはありますか?

火加減を弱めにすることです。塩麹は糖分を含んでいるため、強火だとすぐに焦げてしまいます。フライパンには油をひかず(豚バラから脂が出るため)、弱めの中火〜弱火でじっくり火を通すのがポイントです。フッ素加工(テフロン)のフライパンを使うとより失敗しにくくなります。

豚バラブロック以外のお肉でも作れますか?

はい、作れます。豚ロース肉(トンカツ用)や鶏もも肉でも美味しく作れます。また、豚バラ薄切り肉を使う場合は、漬け込み時間を短く(20〜30分程度)調整してください。薄切り肉の場合は、最後に野菜と一緒に炒め合わせるのもおすすめです。

漬け込んだまま冷凍保存はできますか?

はい、とてもおすすめです。塩麹をもみ込んでから冷凍用保存袋に入れて冷凍すると、約1か月ほど保存可能です。冷凍している間や解凍中にも酵素がゆっくり働いてお肉が柔らかくなるため、食べる時は焼くだけで絶品になります。作り置き(下味冷凍)として非常に便利です。

味が薄くないか心配です。塩コショウは必要ですか?

基本的には不要です。 塩麹の塩分とうま味だけで十分しっかりした味がつきます。まずは何も足さずに焼いてみてください。食べる際に、黒コショウを振ったり、お好みでレモン汁、柚子胡椒などを添えたりすると、より美味しく召し上がれます。

豚バラ肉のソテー

発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント

豚肉は、疲労回復ビタミンと呼ばれるビタミンB1が食品の中でもトップクラスに含まれており、疲れた体にエネルギーをチャージしてくれます。
しかし、特に脂の乗った豚バラ肉は美味しい反面、消化には少し時間がかかることも。

そこで活躍するのが塩麹です。
塩麹に含まれる酵素(プロテアーゼ)は、調理前にお肉のタンパク質を分解し、消化されやすい形に変えてくれます。つまり、食べる前から消化を助けてくれているのです。

「豚肉×塩麹」は、美味しく柔らかくなるだけでなく、栄養を効率よく吸収し、胃腸への負担も減らしてくれる、まさに理にかなった最強の組み合わせなんですよ。

味付けは塩麹だけ、調理は漬けて焼くだけ。たったこれだけで奥深くジューシーな味わいに仕上がります。
お肉を塩麹に漬けて冷蔵庫にストックしておけば、あとは焼くだけで完成。
忙しい日でもパパッと作れるので、ぜひお試しください。

このレシピの作成者(考案・監修)


発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)

レシピ制作において大切にしていること

2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。

発酵食大学のレシピ本

発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。

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