このレシピの作者発酵食大学
調理時間
15分(漬け込み時間を除く)
材料 2人分
| 豚ロース厚切り肉 | 2枚(300g) |
|---|---|
| 塩麹 | 大さじ1と1/2 |
| ニンニク(すりおろし) | 小さじ1 |
| 米油 | 大さじ1/2 |
調理手順
- 豚肉は1枚を4〜5等分に切り、塩麹、ニンニクをまぶして30分程置く。
- フライパンに米油をひき、豚肉を並べ中火で焼く。
- 焼き色がついたら裏返し、弱めの中火で火が通るまで焼く
レシピのポイント
- 塩麹は糖分を含んでいて焦げやすいので、火加減は少し弱めを意識してみてください。心配な方は、焼く前に表面についた麹をキッチンペーパーなどで軽くぬぐっておくと安心です。
- お肉に厚みがあるときは、裏返してからフタをして蒸し焼きにすると良いです。焦げつきを防ぎながら、中までしっかり火を通すことができます。
- 甘めがお好みの方は、仕上げにみりん大さじ1を回しかけてください。塩麹の塩気に甘みが加わって、よりご飯が進む味になります。
- 時間があれば、前日の夜や朝に漬け込んでおいても大丈夫です。漬け込み時間が長いほど麹の酵素が働いて、お肉がより柔らかくなりますよ。
- ポリ袋を使うと洗い物が減り、少ない調味料でもまんべんなく味が馴染みます。袋の上から手で揉み込むようにすると、味が入りやすくなります。
- 最初に一口大にカットしておくと、火の通りが早くなるだけでなく、お箸だけでパクパク食べられるので食卓でも楽ちんです。
- 塩麹は塩分濃度13%のものを使っています。お使いの塩麹により塩分が異なるため量は調整してください。

このレシピのコツと疑問(Q&A)
豚こま切れ肉や、薄切りの肉でも作れますか?
薄切り肉でもOKです。薄切り肉の場合は漬け込み時間を20分ほどに短縮しても良いです。焼く時間も短めに調整してください。火が通りやすいので、パパッと作りたい時やお弁当のおかずにもおすすめです。
下味冷凍はできますか?
冷凍する場合は、ポリ袋に肉と調味料を入れて揉み込んだ状態で、冷凍庫に入れてください。2〜3週間を目安に使い切るようにします。食べる時は、冷蔵庫で自然解凍してから焼くと美味しく仕上がります。
米油がない場合はどうすればいいですか?
サラダ油やオリーブオイル、ゴマ油など、ご家庭にある油で代用可能です。米油はクセがなくあっさりしているのでお肉の風味が引き立ちますが、ゴマ油を使えばより香ばしい風味を楽しめます。
焼くときにどうしても焦げてしまいます。
塩麹は焦げやすい性質があります。火加減を弱めの中火や弱火にして、じっくり焼いてみてください。それでも焦げる場合は、焼く直前にキッチンペーパーでお肉の表面についた塩麹を軽くぬぐってから焼くと、焦げ付きにくくなります。
ニンニクはチューブのものでも大丈夫ですか?
生のニンニクをすりおろすと香りがより強く立ちますが、チューブでも美味しく作れます。チューブの場合は、小さじ1〜2程度を目安にお好みで調整してください。

発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント
美味しくてお腹に優しい
塩麹がお肉を柔らかくしてくれるのは、麹の酵素が一生懸命、タンパク質を分解してくれているから。いわば調理の段階で、消化の予行演習をしてくれているようなものなんです。そのまま焼くよりも、食べた後の胃腸への負担が穏やかになると言われています。美味しいだけでなく体に優しいのが、塩麹漬けのいいところですね。
焼いてもメリットはあるの?
加熱すると麹菌が死んでしまうから意味がない?と聞かれることがありますが、そんなことはありません。麹が生み出したたっぷりのうま味や、分解されて吸収しやすくなった栄養は、焼いてもちゃんと残ります。菌そのものを摂るだけでなく、麹が作り出した良い成分を摂るのも立派な腸活の一つです。
無理なく減塩できちゃいます
塩麹のうま味とコクのおかげで、こってりしたソースをかけなくても十分な満足感があります。薄味にしなきゃと我慢するのではなく、美味しいから自然と余分な塩分や糖分を控えられます。豚肉のパワーと発酵のチカラで、美味しく元気をチャージしましょう!
このレシピの作成者(考案・監修)

発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)
レシピ制作において大切にしていること
2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。
発酵食大学のレシピ本
『発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。







