さつまいも甘酒・かぼちゃ甘酒の作り方|砂糖不使用!麹だけの濃厚スイーツ

ご飯を使わず、野菜と麹だけで作る「さつまいも甘酒」と「かぼちゃ甘酒」の作り方をご紹介します。
砂糖不使用なのに、まるで和菓子のような濃厚な甘さが楽しめます。
ヨーグルトメーカーを使えば温度管理も簡単。ビタミンや食物繊維も摂れる、ヘルシーな食べる甘酒レシピをぜひお試しください。

 

さつまいもやかぼちゃと米麹でお砂糖を使っていないとは思えないほど、驚くほど濃厚で甘い仕上がりになります。
ビタミンや食物繊維も一緒に摂れる、身体に優しい腸活おやつ。

米と麹と水で仕込む甘酒は「本当に美味しい甘酒の作り方」をご覧ください。
麹に含まれている酵素の働きにより、お米のでんぷんがブドウ糖に分解され甘~い甘酒になりますよ。

それでは作っていきましょう。

かぼちゃ甘酒の作り方

かぼちゃは非常にでんぷん質が多い野菜なので、甘酒作りにうってつけの食材です。
ご飯のかわりにかぼちゃを使い、その濃厚な甘みを引き出してみましょう。

材料

かぼちゃ 200g
米麹 100g
水 乾燥麹130ml(生麹なら100ml)

作り方

かぼちゃはワタと皮を取り、3cm角の大きさに切り、フライパンや蒸し器、電子レンジなどでやわらかくなるまで蒸します。

なめらかになるようつぶします。

100円ショップで購入したバナナ用マッシャーを使用しました。
フォークなどでつぶしても良いです。

かぼちゃをマッシャーで潰すところ

ここでよく潰すのがポイントです。

ペースト状になったら、ヨーグルトメーカーの容器に入れ水と米麹を加えます。
かぼちゃが熱い場合は水を加えて冷ましてから米麹を加えてください。

よく混ぜ合わせたら、ヨーグルトメーカー本体に入れ、60℃で6〜8時間セット。
途中3回程度かき混ぜます。

かぼちゃ甘酒のできあがりを容器に入れたところ

6時間経過してできあがったのがこちら。

麹の粒が気になる場合はミキサーやハンドブレンダーでなめらかにすると良いです。

さつまいも甘酒の作り方

さつまいも甘酒のできあがり

さつまいももでんぷん質が豊富な野菜です。
かぼちゃと同様に、麹を加えることで美味しい甘酒を作ることができます。
かぼちゃと同じ手順で、とろりと濃厚な甘酒に仕上がります。

材料

さつまいも 200g
米麹 100g
水 乾燥麹なら130ml(生糀なら100ml)

作り方
  1. さつまいもは蒸すか焼き芋にしてやわらかくしてから、皮をむいてつぶす。
  2. ペースト状になるまでつぶしたら、分量の水を加えてさっと混ぜる。そこに麹も加えてよく混ぜる。
  3. ヨーグルトメーカーまたは炊飯器の保温モードで60度、6〜8時間保温してできあがり。途中3回程度かき混ぜる。
  4. 炊飯器で保温する場合は、温度が上がりすぎないように注意してください。温度計を使ってしっかり管理しましょう。

基本的にはかぼちゃ甘酒と同じです。
かぼちゃ甘酒の仕込み方と違うところは、さつまいもの場合は切らずにまるごと蒸してから、皮をむいてつぶすと水っぽくならなくて良いです。
焼き芋から仕込むとさらに甘くなますよ。
安納芋の焼き芋で作ったことがありますが、濃い黄色の甘〜い味わいになりました。
五郎島金時などで仕込む場合はもう少し薄い色の仕上がりです。

さつまいも甘酒・かぼちゃ甘酒の試食

左から、さつまいも甘酒、ご飯から仕込んだ甘酒、かぼちゃ甘酒です。
一口食べて驚くのは、その圧倒的な甘さ。
さつまいも甘酒は、まるで芋ようかんのようにねっとりと濃厚。
かぼちゃ甘酒は、麹の粒感がほどよく残り、きんとんやかぼちゃプリンのような風味が感じられます。
どちらも砂糖不使用とは信じられないほどリッチな味わいで、まさに飲むというより食べる和スイーツに仕上がりました。

野菜で作った甘酒は、麹の力ででんぷんが分解され、さつまいもああんやかぼちゃペーストのような、こっくりとした深い甘みに変化しています。
素材由来の自然な甘さながら、しっかりとした満足感があるので、ダイエット中のおやつとしても最適です。

さつまいも甘酒・かぼちゃ甘酒のよくある質問(Q&A)

甘く仕上げるために注意することはありますか?

野菜が熱いうちに麹を混ぜてしまう甘くならない可能性が高いです。麹に含まれる酵素は熱に非常に弱く、高温(70℃以上)になると働きを失ってしまいます(失活)。蒸したてのアツアツのかぼちゃやさつまいもに、冷まさずにそのまま麹を混ぜてしまうと、一瞬で酵素が死んでしまい、いくら保温してもでんぷんが糖に変わらず、甘くなりません。
【成功のポイント】加熱した野菜は、必ず60℃以下(指を入れても熱すぎず、ずっと触っていられるくらいの温度)になるまでしっかり粗熱を取ってから麹を加えてください。

ご飯(お米)を入れなくても甘くなるのはなぜですか?

一般的な甘酒はお米のでんぷんを糖に変えますが、さつまいもやかぼちゃもでんぷん質を非常に多く含む野菜だからです。麹の酵素が野菜のデンプンを分解することで、砂糖不使用でも驚くほど甘い仕上がりになります。

ヨーグルトメーカーがない場合、炊飯器でも作れますか?

作れます。ただし、6〜8時間という長い時間の保温が必要なため、温度管理が簡単で失敗知らずなヨーグルトメーカーの使用をおすすめしています。もし炊飯器で作る場合は、ジッパー付きの保存袋とお湯を使って保温する方法があります。詳しい手順は「炊飯器でさつまいも甘酒の作り方」のレシピページをご覧ください。

茹でたさつまいもよりも、焼き芋の方が良いのですか?

どちらでも作れますが、焼き芋を使うとより甘くなります。さつまいもは、ゆっくり加熱することで甘みが増す性質があります。焼き芋にしてから仕込むことで、蜜のような濃厚な甘さと香ばしさが加わり、よりスイーツ感の強い甘酒になります。

乾燥麹と生麹、どちらを使えばいいですか?

どちらでも作ることができます。記事内の分量は生麹(100g)を基準にしていますが、乾燥麹を使う場合は、麹が水分を吸うため水を多め(生麹100mlに対し、乾燥麹なら130ml程度)に入れて調整してください。

粒々感が気になります。なめらかにする方法はありますか?

完成後にブレンダーやミキサーにかけるのがおすすめです。かぼちゃやさつまいもは繊維質があるため、裏ごししないと食感が残ります。そのままでも食べる甘酒として美味しいですが、ポタージュのように滑らかにしたい場合は、できあがった後に撹拌(かくはん)してください。

保存期間はどのくらいですか?

冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1ヶ月が目安です。冷蔵保存の場合は、日が経つにつれて発酵が進み、酸味が出ることがあります。早めに食べきるか、小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。

おすすめの食べ方はありますか?

そのままデザートとして食べるのが一番のおすすめです。水分が少なく濃厚なので、トーストにジャム代わりに塗ったり、牛乳や豆乳で割ってラテにしたりするのも相性抜群です。また、お菓子作りの砂糖代わり(甘味料)としても活用できます。

かぼちゃ甘酒を使ったおすすめレシピ

かぼちゃ甘酒プリンのできあがり

発酵食・腸活エキスパートのワンポイント

もう少し甘みが欲しいなと感じたら、砂糖ではなく、美味しい自然塩をほんの少し(ひとつまみ)加えてみてください。スイカに塩をかけるのと同じ対比効果で、野菜と麹の優しい甘みがグッと際立ちます。味がぼやけずキリッと引き締まるので、よりスイーツとしての満足感が高まりますよ。

発酵食についてもっと深く学びたい方は

通信部」がおすすめ。発酵の基本をオンラインや録画講座、テキストでしっかり学べます。
見逃した場合も、一定期間は録画で閲覧可能。
お家時間を活用して、発酵食についてより深く知識を得ることができます。

 

このレシピの作成者(考案・監修)

レシピの作成者(考案・監修)

発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)

レシピ制作において大切にしていること

2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。

発酵食大学のレシピ本

発酵食大学の旨うまレシピ発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理がめんどうな人こそ、発酵食品がおすすめです。

塩麹・醤油麹・酒粕・甘酒を使ったレシピ90点掲載。
料理が美味しくなるのはもちろん、色々な調味料を使わなくていい、簡単に味が決まる、腸の働きをよくしてくれるなど、発酵調味料を使った料理はいいことづくめ。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。

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