このレシピの作者発酵食大学
調理時間
10分
材料 2人分
| さつまいも甘酒 | 200g |
|---|---|
| 豆乳 | 200ml |
| 塩 | 適量 |
| 黒コショウ | 適量 |
調理手順
- さつまいも甘酒はブレンダーなどでなめらかにする。
- 鍋にさつまいも甘酒と豆乳を入れ加熱する。
- 温まったら塩で味を整え、器に注ぎ黒コショウを振る。
レシピのポイント
- 豆乳は沸騰させるとタンパク質が固まり、分離したり口当たりが悪くなったりします。グツグツと沸騰させないように注意してください。鍋に入れたら弱火〜中火にかけ、鍋の縁がふつふつとしてきたら、沸騰する手前で火を止めると良いです。
- さつまいも甘酒は糖度が高く、粘度もあるため、鍋底が焦げ付きやすいです。加熱中はゴムベラや木べらで鍋底をこするように混ぜてください。
- 塩を入れることでさつまいもの甘みがより際立ちます。最初からたくさん入れず、ひとつまみずつ加えて味見をしてください。
- 冷製スープとしても 夏場や暖かい日は、温めずにそのまま冷製スープとして飲むのもおすすめです。その場合も、一度ブレンダーでしっかり撹拌することで、口当たりが良くなります。食感や粒を残す場合は、ブレンダーで撹拌しなくても良いです。
- 塩加減、豆乳の量は味を見てお好みで調整してください。牛乳でもお作りいただけます。

レシピの疑問とコツ(Q&A)
豆乳の代わりに牛乳を使ってもいいですか?
はい、美味しく作れます。豆乳で作るとあっさりとヘルシーな味わいに、牛乳で作るとよりコクがありクリーミーな仕上がりになります。その他、アーモンドミルクやオーツミルクで作るのもおすすめです。
冷たいままでも飲めますか?
はい、冷製スープ(ビシソワーズ風)としてもお楽しみいただけます。夏場や暖かい日には、温めずにそのまま、または冷蔵庫で冷やしてお召し上がりください。冷製の場合も、ブレンダーで撹拌すると口当たりが良くなります。
ブレンダー(ミキサー)がない場合はどうすればいいですか?
無理になめらかにする必要はありません。マッシャーやフォークで軽く潰すか、そのまま混ぜるだけでも食べるスープとして美味しく召し上がれます。さつまいものホクホクした食感が楽しめます。
アルコール分はありますか?子どもも飲めますか?
米麹で作るさつまいも甘酒はノンアルコールですので、小さなお子様や妊娠中の方、運転前の方でも安心してお召し上がりいただけます。砂糖不使用の自然な甘さなので、離乳食や介護食のスープとしても活用できます。
発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント
さつまいもには不溶性と水溶性の2種類の食物繊維が、甘酒と豆乳には善玉菌の大好物であるオリゴ糖がたっぷりと含まれています。
これらを同時に摂取することで、腸内の善玉菌を効率よく育て、腸内環境を整える相乗効果(シンバイオティクス的アプローチ)が期待できます。
さらに腸活効果を高めたいなら、冷製スープとして飲むのもおすすめ。さつまいもに含まれるデンプンは、冷やすことでレジスタントスターチ(難消化性デンプン)という成分に変わり、食物繊維と同じような働きをして腸の奥まで届きます。
体を温めたい朝はホットで(代謝アップ)、お通じを改善したい時は冷製で(整腸作用アップ)。
その日の体調に合わせて飲み分けてみてくださいね。
さつまいも甘酒の作り方動画
YouTubeでさつまいも甘酒の詳しい作り方と活用方法を解説しています。
このレシピの作成者(考案・監修)

発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)
レシピ制作において大切にしていること
2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。
発酵食大学のレシピ本
『発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。








