このレシピの作者発酵食大学
調理時間
35分
材料 4人分
| さつまいも | 1本(250g程度) |
|---|---|
| 塩麹 | 大さじ1 |
| ミックスナッツ | 20〜30g |
| レモン汁 | 大さじ1〜2 |
| オリーブオイル | 大さじ1 |
調理手順
- さつまいもは一口大に切り鍋に入れ、塩麹、水(100ml)を加える。
- フタをして加熱し、沸騰したらさつまいもが柔らかくなるまで15分ほど煮る。
- 汁気を飛ばし、レモン汁、オリーブオイル、粗めに刻んだナッツを加えて混ぜ合わせる。
レシピのポイント
- 少なめの水(100ml)で蒸し煮にすることで、さつまいもの甘みを凝縮させます。お使いの鍋のサイズやフタの密閉度によっては途中で水分が飛んでしまうことがあります。焦げ付きを防ぐため、水分がなくなったら適宜水を足して、柔らかくなるまで調整してください。
- ミックスナッツはカリッとした食感と香ばしさを残すため、仕上げに加えてさっと混ぜ合わせるのがおすすめです。ねっとりとしたさつまいもとの食感のコントラストが楽しめます。
- 冷蔵庫で3日ほど保存可能です。時間が経つと塩麹とレモンの味がなじんでより美味しくなるため、作り置きやお弁当にも最適です。
- 塩麹は塩分濃度13%のものを使用しています。お使いのもの塩味が異なる場合があるため、味をみて薄ければ塩を加えて調整してください。

美味しく作るコツ・ポイント
さつまいもが柔らかく煮えた後に調味料やナッツを混ぜる際は、さつまいもを崩さないように優しく和えてください。角が立ったきれいな状態で仕上げると上品な見た目になります。
出来立ても美味しいですが、粗熱を取ってから冷蔵庫でしっかり冷やすと、塩麹の塩味とレモンの酸味が全体になじみ、さつまいもの甘みがより際立ちます。味が落ち着くので、おもてなしの前菜としても優秀です。
皮付きのまま調理すると彩りが良くなり、栄養価もアップします。皮付きにする場合は、味が染み込みやすいよう、少し小さめにカットするのがおすすめです。
このレシピのよくある質問(Q&A)
電子レンジで加熱しても作れますか?
可能です。時短したい場合は、さつまいもを耐熱容器に入れてレンジで加熱し、柔らかくなってから塩麹、レモン汁、オイルを和えてください。ただし、お鍋で塩麹と一緒に煮る(蒸し煮にする)方が、中心まで味が染み込みやすく、さつまいもの甘みが引き出されるため、時間がある時はお鍋での調理をおすすめします。
ナッツは他のものでも代用できますか?
くるみやアーモンドスライスもおすすめです。無塩のローストタイプであれば、くるみやアーモンド、カシューナッツなど、お好みのナッツで代用可能です。また、レーズンなどのドライフルーツを加えると、甘酸っぱさがアクセントになり、デザート感覚で楽しめます。
どの種類のさつまいもが合いますか?
紅はるかやシルクスイートなどねっとり系やしっとり系の品種(紅はるか、シルクスイートなど)を使うと、塩麹ソースとよく絡み濃厚な味わいになります。ホクホク系(紅あずまなど)を使うと、さっぱりとしたサラダ感覚で楽しめますので、お好みに合わせて選んでみてください。

発酵食・腸活エキスパートが教えるこのレシピのワンポイント
冷やすことで生まれる「レジスタントスターチ」に注目
さつまいもは一度加熱してから冷ますことで、デンプンの一部がレジスタントスターチ(難消化性デンプン)という成分に変化します。これは食物繊維と同じような働きをし、小腸で吸収されずに大腸まで届いて善玉菌のエサになります。つまり、熱々のまま食べるよりも、このレシピのようにマリネにして冷やして食べる方が、より高い整腸作用が期待できるのです。
砂糖不使用でも満足できる理由
塩麹に含まれる酵素(アミラーゼ)が、さつまいものデンプンを分解してブドウ糖に変えるため、お砂糖を使わなくても自然で奥深い甘みが引き出されます。血糖値の急上昇を抑えたい方や、ダイエット中のおやつとしても非常に優秀です。
美肌を作る最強の組み合わせ
塩麹(発酵)、さつまいも(食物繊維・ビタミンC)、ナッツ&オリーブオイル(良質な脂質・ビタミンE)。これらを一緒に摂ることで、腸内環境を整えながら、抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待できます。ぜひ皮ごと召し上がってみてください。
さつまいもを使ったレシピ動画
YouTubeでもさつまいものレシピを紹介しています。
このレシピの作成者(考案・監修)

発酵食大学レシピ開発チーム
(発酵食エキスパート在籍)
レシピ制作において大切にしていること
2013年から発酵食品のレシピ制作に関わっている発酵食大学の講師やスタッフが、「簡単で美味しくて、ヘルシー」をモットーに制作しています。
スーパーで気軽に手に入る食材を使い、忙しくても誰でも手軽に作ることができるレシピを心がけているので、日々のご飯づくりに参考にしていただけたら嬉しいです。
食物繊維と発酵食品を毎日コツコツ取り入れて「毎日菌トレ!」を目指しましょう。
発酵食大学のレシピ本
『発酵食大学の旨うまレシピ』がKADOKAWAから出版されています。毎日の料理が面倒な人、時間がない人こそ作ってほしい発酵の力を生かした、ヘルシーなレシピを紹介。








